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中国:天安門事件から22年、弾圧は今もなお続いている

2011年6月 8日
国・地域:中国
トピック:
北京やその他の都市で、人びとの期待に応える、より開かれた政府を要求して集結した学生や一般市民の平和的な抗議参加者に対して人民解放軍が砲撃し、数千とは言わないまでも、数百人を殺害した事件から22年が経った。

武器を持たない抗議者に対する容赦ない弾圧から20年以上が経った今も、6月3日から4日にかけて天安門広場周辺で何が起こったのか、透明で公正な真相究明を求める訴えに中国政府は一切応じていない。多くの人びとが大虐殺であったと主張しているにもかかわらず、中国共産党は今やこれを単なる「政治的混乱」であったと主張している。今週、中国は自らの国家機密文書を公開したが、天安門広場(や他の好ましくない騒乱)に関する歴史的文書は機密のままにすることを、「誰のプライバシーや評判を傷つけることのないように」との理由で正当化した。

しかし、1989年の学生が率いた民主化運動に対して用いられた、政府が主導した残忍な戦術とその後の弾圧は単に歴史の話などではない。共産党の権力独占を脅かす少しの可能性に対してさえ、これを制圧するために政府が現在も用いている戦術手段なのだ。中国自身の憲法に謳われている表現や結社、集会の自由を、政府はこの手段により恒常的に抑圧している。

最近では政府中東や北アフリカで起こった民衆蜂起に反応して、批判的な発言をする可能性があると見なした人びとを、政府は誰彼かまわず脅迫したり拘禁したりしている。

2月の終わりごろからアムネスティ・インターナショナルは、活動家、ブロガー、弁護士やその他の130以上のケースを記録してきた。彼らは警察に拘禁されたり、治安部隊に監視されたり脅された人びとである。
強制失踪させられた人びともいる。この中には以下のように、1989年の民主化運動で重要な役割を果たした人びともいる。彼らは再度、迫害の犠牲者となっている。

陳衛(Chen Wei): 四川の活動家で2月20日に警察に連行され、「国家政権転覆扇動」の罪で起訴された。

丁矛(Ding Mao): 同様に四川の活動家であり、社会民主党の創設者である丁矛は法的認定手続きを拒否された。2月19日に警察は丁矛を拘禁し、丁矛は「転覆扇動」の罪で起訴された。

李海(Li Hai):2月26日、中東でのジャスミン革命を宣伝し「争いを誘発した」疑いで、警察は李海を逮捕した。李海は監視下に置かれ、裁判待ちの状態にある。李海は1989年の天安門抗議後に禁固に処された人びとのリストを作成した後、1990年代半ばに「国家秘密漏洩」の罪で拘禁されている。

王力虹(Wang Lihong): 元医師の王力虹は2月20日に監視下に置かれ、その翌日に拘禁された。王力虹は「公共の場所で秩序を乱すために群集を集めた」罪で起訴された。

政府を批判する者を投獄するために、中国政府は「国家政権転覆扇動」罪を用いる傾向が強くなっている。ノーベル平和賞受賞者の劉暁波(Liu Xiaobo)と活動家の劉賢斌(Liu Xianbin)の二人は、08憲章の起草者である。08憲章とは平和的な政治改革を求めた政治マニフェストで、これを起草した劉暁波と劉賢斌は、転覆扇動の罪でそれぞれ11年と10年の刑に服している。以前に二人とも、1989年の学生運動のときの役割が原因で投獄されている。

活動家の胡軍(Hu Jun)と作家の冉雲飛(Ran Yunfei)など、最近転覆扇動の罪で起訴された活動家たちは他にもいる。


アムネスティ・インターナショナル公式声明
2011年6月2日

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