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中国:ウイグル人教師、「テロ」容疑で中国に引き渡される

2011年6月22日
国・地域:中国
トピック:先住民族/少数民族
拘禁中に死亡したウイグル人の事件を報じたウイグル人教師が、中国で政治的な動機に基づく「テロ」容疑に問われている。ウイグル人教師が、カザフスタンから中国へ犯罪人引渡しをされたことを受け、アムネスティ・インターナショナルは6月15日に発表した。

中国外交部は6月14日、容疑は立証されてはいないが、エルシデン・イスライル(Ershidin Israil)を「重要なテロ容疑者」として拘禁していることを認めた。

「エルシデン・イスライルの唯一の『罪』とは、人権侵害について報告したことだけのようです。亡命する前まで、イスライルは普通に暮らしていていたのに、中国の刑務所での拷問に関する内部情報を世界に暴露した途端、「重要なテロ容疑者」になってしまったようです」と、アジア太平洋部長のサム・ザリフィは語った。

「したがって、イスライルは表現の自由の権利を行使したことを理由に拘禁されている良心の囚人であり、中国当局はイスライルを釈放しなければなりません。現在、彼は拷問と不公正な裁判を受ける深刻な危険にさらされています」。

2009年7月にウルムチでの騒乱が起きた際、イスライルは外国人ジャーナリストによる取材に答えた。取材の内容は、拘禁中に死亡したウイグル人の若者、ショフレフト・トゥルスン(Shohret Tursun)に関するものだった。その数日後、イスライルは徒歩で中国からカザフスタンへ逃れた

この取材の後、中国当局は、この拘禁中の死亡事件の報道に関わった他の2人とイスライルの逮捕令状を出した。

カザフスタンの国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)は、2010年3月にイスライルを難民認定し、イスライルは2010年4月1日にスウェーデンに移住する予定になっていた。

しかし、イスライルは移住する代わりに、2010年4月にカザフスタン当局に拘束され、2010年6月に正式に逮捕された。イスライルは、2011年に犯罪人引渡しが行われるまで投獄されていた。

UNHCRは、2011年5月3日にイスライルの難民認定を取り消したが、これには中国とカザフスタン当局からの強い圧力があったと伝えられている。認定取り消しを決定した根拠を明らかにすることをUNHCRは拒んでいる。

イスライルは5月30日に中国当局に引渡されたと伝えられている。中国当局が機密情報とみなす情報を海外の情報筋に提供した中国国民は、起訴され、長期間の投獄を宣告されている。


アムネスティ発表国際ニュース
2011年6月15日

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