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エジプト:国軍、「処女検査」の強制をやめることを確約

2011年7月 6日
国・地域:エジプト
トピック:女性の権利
26日、エジプト軍情報局長官はカイロでの会談中、国軍が処女検査を行ったことを擁護したが、今後処女検査を強制することはないとアムネスティ・インターナショナルに対して約束した。

エジプト軍最高評議会のアブデル・ファタハ・アル・シシ少将は、アムネスティのサリル・シェティ事務局長とこの問題について話し合った。数ヵ月前、アムネスティはエジプト国軍による処女検査の強要を発表した。

3月、拘束中の女性に対して処女検査が行われたが、それは強かんの申立てから軍を「護る」ためであり、今後こうした強制テストは二度と行われないとアル・シシ少将は述べた。さらに少将は、これから国軍は女性を拘束しないとも語った。

しかしシシ少将によれば、入隊を希望する女性の場合は、処女検査が義務付けられているとのことだ。

「このシシ少将の言葉を、エジプトでは二度とこのようなことを女性に強要しない、という明白な指示と解して、軍関係者に伝える必要があります」とアムネスティは述べた。

「女性をこのような屈辱的な目にあわせることが、拘束中に強かんしていないことを証明するためだというのはナンセンスだし、拷問以外のなにものでもありません。医学的、心理的な支援をはじめとして、政府はこうした扱いをしたことを女性たちに謝罪し、犠牲者に補償をするべきです」

このシシ少将の言葉が出たのは、デモ参加者や労働者など、取るに足らない微罪嫌疑をかけられた数千人の市民に対して現在行われている軍事裁判など、幅広い人権侵害について話し合っているときだった。

3月9日、国際女性デーの翌日、軍隊が暴力を行使して首都カイロの中心部にあるタハリール広場のデモ隊を蹴散らしたとき、17人の女性が拘束された。女性たちは殴打され、電気ショック警棒で体を小突かれ、全裸にされて処女検査を強制され、売春嫌疑をかけると脅迫された。

3月11日、女性たちは軍事法廷の場にたち、3月13日に解放された。治安紊乱行為、財物破損、交通妨害、武器所持などの嫌疑で、数名が1年間の執行猶予の判決を受けた。

同月、アムネスティは軍最高評議会に、女性に対する扱いを調査するよう所簡を出したが、今回の会談までに処女検査に関する直接の回答もコメントも受け取っていなかった。

26日の会談で、シシ少将はアムネスティに対し、今回の騒乱および過去30年間における治安部隊による権利の乱用に関して、治安部隊の文化風土を変える必要があると語った。また、デモ参加者に対して暴力を行使せず、拘束された者に対しても虐待をしないように指示を与えると確約した。

騒乱の犠牲者の家族の団結を訴え、より大きな社会正義を求める大規模なデモを7月8日にひかえ、このような確約を得たことは大いに歓迎すべきことだ。

シシ少将によれば、国軍による拘束中に人権が侵害されたと申し立てている人びとは、軍検察に異議申し立てをすると同時に、軍最高評議会のファイスブックに異議を書き込むこともできるとのことだ。

シシ少将はまた、すべてのエジプト人に対して社会正義が保障されることの重要性を強調した。これもまた、アムネスティのめざすものでもある。

「エジプト1月25日革命が最終的に、治安部隊に虐待された人びとに正義をもたらすことを望んでいます」とアムネスティは語った。「しかし、最終的に重要なのは、エジプト政府が何を言うかではなく、いかに行動するかです」


アムネスティ発表国際ニュース
2011年6月27日

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