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シリア:市民への残虐な攻撃を停止せよ

2012年2月10日
国・地域:シリア
トピック:変革を求める中東・北アフリカ
2月3日以降、シリア軍の反体制派の拠点となっているホムスの居住地区での武力弾圧が激化している。ホムス各地で、市民が政府軍の攻撃にさらされている。軍は戦車を配備し、重火器を使用して、武器を取った反体制派と激しい銃撃戦を繰り広げている。

アムネスティ・インターナショナルはこの1週間の弾圧で、246人の死亡者が出たことを確認した。そのほとんどが無防備の市民であり、17人の子どもたちも含まれている。全国的な抗議運動が始まった2011年3月以降、犠牲者は5400人にものぼる。

この1週間で、数百人の負傷者も出ている。彼らの多くが、その場しのぎの野戦病院に収容されている。住民がアムネスティに語ったところによると、現地では医療スタッフや道具、薬が不足している。先日、ある病院が軍の攻撃を受けた。
戦車を配備する軍に対し、反体制派も武器を取って応戦している。ロシアの外相がシリアを訪問し、アサド大統領と会談している間も、軍による容赦のない攻撃は続いた。アムネスティはロシアに対し、シリア軍のホムス市街での攻撃を直ちに止めるよう明言すべきだと、要求している。

シリアの武力弾圧の停止を求める国連の決議案は、安保理で葬られた。拒否権を行使したのがロシアだ。「決議案の基となった報告書を作成したアラブ連盟や各国の努力に、危機解決に向けてより有効な案を用意しているとして、ロシアは水を差しました」とアムネスティのサリル・シェティ事務総長は述べた。

「ホムスの事態はますます深刻化し、人道的にきわめて危機的な状況に陥っています。ロシアをはじめ各国は、直ちにあらゆる手立てを講じて、ホムスでの攻撃を止めさせなければなりません。また、アラブ連盟は問題収拾をあきらめずに各国と連携し、まずシリア問題を国連に再度持ち込むべきです」

シリア政府の行為が、人道に反する罪にあたることは明らかである。アムネスティは、 国際刑事裁判所へのシリアの事態の付託、シリアへの武器禁輸、およびアサド大統領など政府高官の海外資産の凍結を要求している。

アムネスティ発表国際ニュース
2012年2月8日

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