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中国:当局は、アルジャジーラをはじめとするメディアの弾圧を止めるべき

2012年5月14日
国・地域:中国
トピック:

アルジャジーラの英語チャンネルは、北京支局の閉鎖を余儀なくされた(c)FRANCK FIFE/AFP/GettyImages
アルジャジーラの英語チャンネルは、北京支局の閉鎖を余儀なくされた(c)FRANCK FIFE/AFP/GettyImages

メリッサ・チャン記者が中国から追放された後、アルジャジーラの英語チャンネルは北京支局の閉鎖を余儀なくされた。この事態をうけ、アムネスティ・インターナショナルは中国当局に対し、チャン記者のビザと記者証を直ちに更新するよう求めた。

アルジャジーラ英語チャンネルは、今回の事態に対して遺憾の意を表明し、「中国での活動を継続できるよう要請を続ける」と述べた。

報道によると、正式な記者証を持つ外国人記者が、記者証とビザを取り消されたのは、読売新聞の中津幸久記者と、ドイツの週刊誌シュピーゲル誌のユルゲン・クレンプ記者が1998年国外退去処分を受けて以来、チャン記者が初めてである。チャン記者の書類更新を拒否した理由について、中国外務省は一切説明していない。

「今回のチャン記者の国外追放は、当局が『微妙』と見なす問題を外国人記者に報道させないよう、外国人記者に対して行っている脅しのパターンの一部なのです」とアムネスティの中国調査員、コリーナ・バーバラ・フランシスは述べた

「これまでも中国で報道に携わっている外国人記者たちは、中国に留まるために自主検閲せざるをえませんでした。しかし、今回当局がアルジャジーラの北京支局を強制的に閉鎖させたことは、危険な弾圧強化であり、中国から発信する報道の将来にとって悪い前兆です」

最近、人権活動家の陳光誠氏が、北京の米国大使館に六日間滞在した事件の最中にも、「陳氏が治療を受けていた病院の駐車場に入った」という容疑で、何人かの外国人記者がビザを取り消すと脅されている。

チャン記者は、今までに、地方からの陳情者を非公式な「闇監獄」へ投獄していることや、農地の違法な強制収用など、物議を醸す問題に関する報道を行ってきた。

「陳情者」とは、通常の法的な手続きを経ずに、自分の身に起きた不正行為について当局に直訴するという中国の伝統的な権利を行使しようとする人びとである。

北京の中央当局に直訴しようとする陳情者もいるが、多くの場合、故郷の省に強制送還され、いわゆる「闇監獄」に投獄されることもしばしばある。「闇監獄」とは、正規に登録されていない、拘禁所であり、陳情者は、何の法的な手続きも無しにそこへ送られる。そして多くの場合、陳情者の家族には何も知らされないまま拘禁され、虐待を受ける可能性も高い。

「中国当局は、言論の自由を保障するつもりがあるのなら、こうした懲罰的な手段により記者の口を封じようとすることを止めるべきです。そして、直ちにメリッサ・チャンのビザを更新し、アルジャジーラ英語チャンネルの中国での活動継続を認めるべきです」とコリーナ中国調査員は述べた。
 

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