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ハンガリー:当局はロマコミュニティーを暴力から守れ

2012年8月28日
[国際事務局発表ニュース]
国・地域:ハンガリー
トピック:

デベチェールで8月5日、極右派が呼びかけたデモに1000人以上が集まった。
デベチェールで8月5日、極右派が呼びかけたデモに1000人以上が集まった。

複数の極右団体がデベチェールの西部の村でロマ住民を襲撃したことを受け、アムネスティ・インターナショナルは8月15日、ハンガリー政府に国内のロマ社会の保護対策を強化するよう書簡で求めた。

襲撃は8月5日に起こった。極右政党のヨビックと極右政党ヨビックが呼びかけ、極右自警団らが呼応したデベチェールのメイン広場でのデモに1000人以上が集まったときだった。

目撃者によれば、彼らの中には反ロマのスローガンを叫び、ロマの住人の家にコンクリートの破片などを投げたものもいたそうだ。警察はこれを止めようとはせず、暴動者の中から逮捕者が出たかどうかも不明である。

ハンガリー当局にはすべての市民を守る義務があり、さらに、警察が暴力を止めようとしなかったという申し立てに対して、独立した機関による徹底した調査をすぐに行うべきだ。

ハンガリー社会のいかなる層への差別的な暴行やその挑発は、社会的に非難されるべきであり、人種に基づくあらゆる嫌がらせや暴力に対しては、徹底的に取り調べるべきだ。

メディアによると、ヨビックは7月後半にロマと非ロマの家族間の騒動の後、今回の行進を呼びかけた。

ヨビックの憲兵隊や自警団グループらが、次々と演説を行ったが、どの演説もロマへの敵対心が込められていて、ハンガリー人に戦いを呼びかけ、「寄生するジプシー」の撲滅を間接的に扇動する演説もあった、と複数の目撃者は語った。

あからさまに人種差別的意見を述べている団体もあった。特に役人や警官による侮蔑や差別的言葉は、人種的嫌悪を誘発している。

人種差別的な理由で暴行を行う犯罪者達は、法の下で厳格に裁かれるべきだ。

ユーチューブに投稿された動画には、コンクリートの破片やいろいろな物をロマの家屋に投げ込まれたはっきりと映っていた。

その当時、その家の中庭にいた活動家の女性によると、彼らは、反ロマのスローガンを繰り返し叫びながら、ビンや石、コンクリートの破片を投げつけてきたという。女性はそのコンクリートが腕に当たり怪我をし、警察に告発した。

ハンガリーの3つのNGO団体は、内務大臣と警察本部長にあてた公開書簡で、警察がデベチェールのデモを解散させなかったのは、地域住人の自由・平等・安全の権利を保護しえていないことになると述べた。

アムネスティは今年の4月に送付したハンガリー政府への手紙で、議会臨時委員会による、3月11日にジェンジェスパータ村で起こった極右自警団の暴動の調査に対する懸念を表した。報告書はロマの住人が人権侵害を受けたことを取り上げていない。

ヨビックが呼びかけ2000人規模のデモの後、3つの自警団グループが、ほぼ一カ月間、この村をパトロールしていた。その間、彼らはロマの住人への脅迫や虐待を続けた。

最近のデベーバでの複数の事件は、議会特別委員会の報告にもかかわらず、事件は引き続き起こっていて、当局は暴力を防止し、暴力の対象となる人びとを守るという義務を果たしていない。

アムネスティ国際配信ニュース
2012年8月15日

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