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エジプト:革命記念日の混乱が引き起こす、無用の死と破壊

2013年2月 6日
[国際事務局発表ニュース]
国・地域:エジプト
トピック:変革を求める中東・北アフリカ

タハリール広場の抗議者たち(C)Matic Zorman / Demotix
タハリール広場の抗議者たち(C)Matic Zorman / Demotix

ムバラク政権を倒した、エジプト革命から2年。各地でデモがあった。週末を含む3日間の抗議行動の中で、少なくとも45人が命を奪われ、1000人以上が負傷した。

スエズでは1月25日、9人が死亡した。アムネスティの調査員は、治安部隊が過剰な武力を行使しているという目撃談を収集した。その中には、身の危険がないにも関わらず、治安部隊が致死的武力を行使していたという話もあった。

治安部隊は過剰な武力行使を止め、致死的武器の使用は、人命を守るためにやむを得ない場合を除き、やめるべきである。

抗議行動を取り締まる治安部隊

治安部隊の行動は、「警官は銃器使用の際、警告を発すること、足を狙うこと」などの制約を設けるエジプトの法律に違反している。ただ、その法律も国際基準には達してはいない。

ますます多くの抗議行動が、「革命記念日」の25日に起こった惨劇を追悼するために、今日も続けられている。当局は、抗議行動を取り締まる警官隊に、平和的な集会の自由を尊重し、不必要あるいは過剰な武力行使を回避する明確な命令を発令しなければならない。

抗議者が暴力に頼るのは、警官隊が一方的に抗議者を銃撃したり殴打することを阻止するためである。これらはすべて、過去数十年、治安部隊が、あるときは殺人さえも罰を受けることなく放免されてきたことに対する抗議である。

エジプト当局は、公正な調査をすべき

治安部隊の一員を含む少なくとも9名が、1月25日の夜スエズで死亡した。翌日、法医学者たちがスエズに入り、軍の検察官の立ち合いのもとで死体の検視を行った。

アル=アハラーム紙のウェブサイトによると、法医学者代表は、「スエズの抗議者達は実弾で射撃された。至近距離や背後から撃たれたケースもあった」と語った。

ポートサイド保健理事会によれば、暴動の直後におよそ31人が死亡し322人が負傷した。治安部隊の隊員2人が少なくとも死者の中に含まれていた。

同理事会によると、翌日の葬儀中に何者らかによる発砲で、さらに5人が死亡、536人が負傷した。アムネスティは1月28日、さらなる遺体が死体安置所に到着したことを確認した。抗議者たちはアムネスティに、「夜間外出禁止令など関係ない。地元警察署の前で衝突を続いているので、街に出る」と話した。

エジプト当局は、このような悲劇的な死に対する調査が独立した公正な組織によって実施されること、そして事件に関わった者全員を法廷の場に立たせることを確約しなければならない。

さらに、これらの事件は、警察の権力乱用について説明責任を徹底し、独立した司法が正義を果たさなければ、前途は決してないということを示している。

1月27日、ムルシー大統領は、1カ月の非常事態を宣言し、スエズ、イスマイリア、ポートサイドに夜間外出禁止令を敷いた。また軍隊が、治安を回復に配備された。

アムネスティはエジプト当局に、治安回復には当局の介入が少ない施策を考慮するように強く主張している。

2013年1月28日

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