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ロシア連邦:プッシー・ライオットの動画禁止、裁判所が支持

2013年2月 8日
[国際事務局発表ニュース]
国・地域:ロシア連邦
トピック:

2012年2月、プッシ―・ライオットは「宗教的嫌悪によるフーリガン行為」で起訴された。
2012年2月、プッシ―・ライオットは「宗教的嫌悪によるフーリガン行為」で起訴された。

モスクワ市裁判所は1月30日、モスクワの聖堂でプッシー・ライオットが行った抗議パフォーマンスの動画を「過激主義的」とし、公開を禁止する原判決を支持する決定を下した。これは、表現の自由に対する弾圧がますます強まっていることを、強く示している。

モスクワ市裁判所は、同バンドのメンバー、エカテリーナ・サムツェビッチの控訴を退け、昨年11月に下級裁判所が「過激主義を取り締まる」という定義があいまいな法律に基づいて動画の公開を禁止した判決を、そのまま維持した。

反体制派を取り締まるため、漠然とした表現が並ぶ過激主義取締法が頻繁に適用されている。これは、民主主義社会の基盤である表現の自由の権利を、ロシア政府が全く尊重していないということである。

プッシーライオットの動画禁止は、解除されるべきだ。また、国際的に認められている表現の自由の権利に対するいかなる攻撃も、過激主義取締法による狙い撃ちと同様、阻止されなければならない。

表現の自由を侵害する、不当な判決

女性グループ、プッシー・ライオットのメンバーである、マリア・アリョーヒナ、ナジェーダ・トロコンニコワ、エカテリーナ・サムツェビッチは、2012年2月、モスクワのロシア正教会の首座聖堂で政府を批判する歌を歌い、「宗教的嫌悪によるフーリガン行為」で起訴された。その後、3人は禁錮2年の判決を受けた。エカテリーナ・サムツェビッチは控訴し、執行猶予となった。

同動画が「憎しみや敵意を煽り、宗教や社会的な組織に所属していることを理由として人びとを侮辱することを狙った映像や表現」を含んでいるとした裁判所の判決に、アムネスティは懸念を抱いている。

動画の中に、暴力を示唆したり、暴力を求めたりする内容はない。

プッシー・ライオットのメンバーは、イエス救世主教会でのパフォーマンスを含めた自分たちの行動は、宗教や特定の社会的グループや少数派の人びとの憎しみを煽る意図はなかったと主張している。

裁判所の判決は、2011年6月のロシア最高裁判所の声明に反するものと思われる。声明は、「公務員や職業政治家の行動や信条に対する批判は、一個人やグループに向けた侮辱や中傷とみなすべきではない。公人に対する批判は、私人に対するそれより許容範囲が広い」としている。

アムネスティ国際ニュース
2013年1月30日

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