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安保理はシリア紛争終結と市民の保護に具体策を

2013年10月 1日
[国際事務局発表ニュース]
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シリアに化学兵器を廃棄させる決議を採択する国連安全保障理事会 (C) John Moore/Getty Images
シリアに化学兵器を廃棄させる決議を採択する国連安全保障理事会 (C) John Moore/Getty Images

国連安全保障理事会は9月27日、シリアに化学兵器を廃棄させる決議を採択した。今後、国連安保理事国は、シリアの大規模な違法行為を終結させる有効な手段を講じるとともに、責任追及を行い、犠牲者のために法の正義を実現していかなければならない。人道的支援の確保も求められる。シリア決議が採択されたこの好機を逃してはならない。

シリア紛争が起こって2年以上が経過したが、戦争犯罪と人道に対する罪の犠牲者はこれまで、国際社会がその責任を追及し、法の裁きをもたらそうと本腰を入れて取り組んだところを目にしたことがない。

今回は、化学兵器問題にのみ焦点をあてた近視眼的な決議であり、紛争への総合的視点が欠けている。広範囲に行われてきた違法行為を停止させる対策と、紛争で国を追われた数百万もの人びとの支援には触れていない。理事国はさらなる外交努力に努め、拡大した紛争への国際的な対応を具体化しなければならない。

また理事国が、一般市民に化学兵器を使用するという戦争犯罪があったことを認めるなら、なぜこの事態を国際刑事裁判所(ICC)に付託しないのだろうか。誰が化学兵器を使ったのかは意見が分かれるが、ICCの調査を必要としない理由にはならない。即刻、付託すべきである。

アムネスティは国連安保理に対し、シリア紛争への関与をさらに進め、以下を実現させることを求める。

  • シリア政府が、紛争当事者が犯した人道に対する罪や戦争犯罪に該当する行為など、すべての人権侵害に関し、国連が定めたシリア調査委員会による調査を受け入れる。
  • ICCに事態を付託し、どちらの側でも国際法のもとで犯罪疑惑の裁きが下される。
  • 政府と武装反政府グループが、いずれの人道機関に制限なく支援を許可する。シリア政府が、国境や戦線の行き来を認める。

アムネスティ国際ニュース
2013年9月27日

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