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中央アフリカ:紛争から逃れた人びとに新たな人道危機

2014年3月12日
[国際事務局発表ニュース]
国・地域:中央アフリカ
トピック:地域紛争

中央アフリカとチャドの国境にある一時滞在キャンプでは、2カ月も野ざらしで暮らしている人もいる。(C)Amnesty International
中央アフリカとチャドの国境にある一時滞在キャンプでは、2カ月も野ざらしで暮らしている人もいる。(C)Amnesty International

国内の紛争や暴力行為から逃れるために隣国チャドに逃れてきた何千もの中央アフリカの人びとが、さらなる人道危機に瀕している。チャドの雨季が始まると、住居、食糧、医薬品などの供給がさらに滞り、避難民の状況は急激に悪化する。

アムネスティの派遣団は2月末から2週間、両国の国境沿いやチャドの首都ンジャメナの避難民滞在キャンプなどを訪れ、避難民に話を聞いた。何千もの人びとが、乾燥した大地で木々に身を寄せるようにして生きていた。当局や人道機関から見捨てられ、栄養失調に苦しんでいた。多くは衝突の混乱で家族からはぐれてしまった子どもたちだった。

雨季には周辺地域との交通が遮断され、水を媒介とする感染症も新たな脅威となる。

チャド政府と国連機関など国際社会は、これら避難民に対して、安全、食糧、医療サービス、住居などが確保できるように、即急に支援すべきである。

難民キャンプの中には、中央アフリカの紛争地に近く危険な所もあった。

一人の女性は、「自分を襲ったセレカ(イスラム教徒武装勢力)の司令官が、自分が逃げてきた先のキャンプに移ってきた」と話した。別の避難民は、自分の避難所に少なくとも4人の元セレカ兵士がいることがわかり、身の危険を感じているという。

警備体制がまったく不在であるため、一触触発で衝突が起こりかねない。

アムネスティ派遣団は、数名のチャド当局や人道機関のスタッフとしか遭遇しなかったが、ほとんどは自分の身を守るのに精一杯であった。

チャド政府は、明らかに拡大する難民の対応に手を焼いている。国際社会が協力して当局を助け、新たな人道危機を防ぐことが至急必要である。

また、難民を認定し彼らが国際的な保護を受けられるようにするために、首尾一貫した体制が敷かれることも重要である。国連難民高等弁務官とチャド当局は、できるだけ早く協力してこの作業を開始しなければならない。

背景情報

  • 2013年12月以来、7万人以上の中央アフリカ人が チャドで難民と認定された。
  • アムネスティ派遣団は過去3週間に中央アフリカとチャドで200人以上にインタビューした。
  • アムネスティの懸念は、社会省大臣と人権省大臣との会合でチャド当局に伝えられた。

アムネスティ国際ニュース
2014年3月5日

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