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マレーシア:野党リーダー封じ込めに扇動容疑

2014年10月 2日
[国際事務局発表ニュース]
国・地域:マレーシア
トピック:

マレーシアの警察は、野党指導者アンワル・イブラヒムさんの発言に関して、扇動法で捜査を再開した。(C)MANAN VATSYAYANA/AFP/Getty Images
マレーシアの警察は、野党指導者アンワル・イブラヒムさんの発言に関して、扇動法で捜査を再開した。(C)MANAN VATSYAYANA/AFP/Getty Images

マレーシア当局は野党リーダーのアンワル・イブラヒムさんに対し扇動法違反で捜査を開始した。この背景には反対派を封じる政治的意図があり、そのために植民地時代にできた扇動法を適用した。

警察は9月23日、アンワル・イブラヒムさんが2011年3月の政治集会で行った政府批判発言に関し、扇動法違反容疑で捜査を再開すると発表した。アンワルさんは9月26日に警察の取り調べを受ける予定で、弁護団によると扇動法違反で起訴される可能性が高いという。

この事件には明らかに政治的迫害の意図がある。アンワルさんは10年以上にわたって当局から目を付けられてきたが、今回の捜査は批判的な声を封じ込めようとする試みの一環だ。捜査は即刻中止されなければならない。

この数カ月、当局は非暴力の反体制派を弾圧するために、この扇動法を持ち出している。

この数週間で、学生活動家2名が同法違反で有罪となった。1人はアダム・アドリさんで禁錮1年に、もう1人はサフワン・アナンさんで禁錮10カ月を宣告された。2月、人権派弁護士カルパル・シンさんもまた同様に有罪となった。

野党政治家、ジャーナリスト、学生、学者など少なくとも15名が目下、扇動法で起訴されており、罰金刑か禁錮刑が懸念される。イブラヒムさんの弁護士でパダン・セライ町の議員、スレンドランさんも、起訴されている。

当局は過去の遺物である扇動法を、政権に盾突く人の抑圧に利用している。この法律は即刻廃止されるべきである。

最近数カ月、非暴力で意見を述べただけで扇動法が適用されるケースが増えていることは大きな懸念であり、国中に不安が広まっている。不安の解消には、当局が同法を廃止し、弾圧を停止するしかない。

ラザク首相は2012年、この法律の廃止を公約した。しかし2年後の今も、約束は果たされていない。

アムネスティ国際ニュース
2014年9月23日

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