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ギリシャ:ロマへの暴力に対する有罪判決は、人種差別を正す最初の一歩

2014年11月12日
[国際事務局発表ニュース]
国・地域:ギリシャ
トピック:先住民族/少数民族

パラスケビ・コッコーニさんと甥は、男たちから殴る蹴るの暴行を受けた。(C)Amnesty International
パラスケビ・コッコーニさんと甥は、男たちから殴る蹴るの暴行を受けた。(C)Amnesty International

2012年10月、ロマのパラスケビ・コッコーニさんと甥のコスタス・セオドロパウロスさんは人種差別主義者の襲撃を受けた。メソロンギの裁判所は11月4日、加害者3人に懲役8カ月執行猶予3年を言い渡した。

この犯罪の背景に人種差別的な動機があることを、今や裁判所が分かっていることも重要だ。しかし、この有罪判決は正義への第一歩に過ぎない。

2人は、ギリシャ西部の町エトリコに買い物に出かけた時に地元の人種差別主義者数人に殴る蹴るなどの暴行を受けた。

パラスケビさんは、「地元ロマのリーダーの親戚だから狙われた」とアムネスティに語った。

事件当時の数カ月間は、エトリコでは、「反ロマ」を唱える人種差別グループによる脅しや襲撃が頻発していた。

今年10月にも同様の襲撃があり、政党「黄金の夜明け」の党員や支持者の犯行と考えられている。事件を担当する検察は、同党の議員や党員を犯罪組織への関与で起訴した。

ロマへの暴力で「黄金の夜明け」の党員が有罪となったのはこれが初めてで、歴史的判決である。とりわけ県裁判所によるものである意味は大きい。

口頭での判決理由からは、有罪判決に人種差別的な動機が考慮されたかどうかは不明だ。判決文が開示されれば明らかになる。もし人種差別的な動機を考慮した結果だと明記されていなければ、被害者にとって今回の判決の意義は、大きく損なわれるだろう。

ここ数年ギリシャでは、人種差別を取り締まる法律が制定されている。しかし、捜査官が人種差別的な動機を調べないことも多く、検察が差別を示す証拠を裁判所に提出することも稀である。

アムネスティ国際ニュース
2014年11月4日

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