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エジプト:アルジャジーラ記者に再審決定

2015年1月10日
[国際事務局発表ニュース]
国・地域:エジプト
トピック:変革を求める中東・北アフリカ

エジプトで有罪判決を受けたアルジャジーラの記者:(左から)ピーター・グレステさん、モハメド・ファミさん、バール・モハメドさん。(C)AFP/Getty Images
エジプトで有罪判決を受けたアルジャジーラの記者:(左から)ピーター・グレステさん、モハメド・ファミさん、バール・モハメドさん。(C)AFP/Getty Images

エジプトの破棄院(最高裁判所に相当)は、カタールの衛星テレビ局アルジャジーラの記者3人に対する再審を命じた。この命令は、そもそもの有罪判決に重大な欠陥があったことを認めるものだが、記者たちは依然として収監されている。

3人は、モハメド・ファミさん、ピーター・グレステさん、バール・モハメドさん。

ニュース映像の偽造と、ムスリム同胞団との関係の中でテロに関わったとして、7年から10年の刑を受け、服役中だ。

記者として合法的な活動を行い、表現の自由の権利を行使しただけで、当局に目を付けられた良心の囚人である。

破棄院は今回、有罪判決を下す際、審理の法的手続きに問題があったと判断した。

しかし、起訴に対して無罪を下す権限をもっていないため、事件の事実認否は審理しなかった。

アムネスティはこの裁判を傍聴してきたが、審理中、ごまかしや明らかに不適切な対応があったことを確認している。

検察側は12回の審理の中で、3人の記者がテロに関わった、あるいはニュース映像を偽造したことを示す証拠を、何一つ提示しなかった。

再審はこれから始まるが、3人が直面している不正義がさらに長引くこととなる。
再審の結果が出るまで不正な収監を引き伸ばすのではなく、即刻彼らを釈放すべきである。

エジプトでは反政府派に対する徹底的な弾圧で、少なくとも1万6,000人が拘束されてきた。野党メンバーや政府批判をする者だけでなく、メディア関係者、人権活動家なども拘束された。

一方で、拘束されている人たちを殺害した治安部隊員や「1月25日革命」を暴力で鎮圧して起訴されたムバラク元大統領は無罪となっている。

破棄院の決定は、当局の弾圧を黙認する一方の刑事司法制度に強く異を唱えるものである。

アムネスティ国際ニュース
2015年1月1日

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