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英国:英国領内でCIAが尋問 認めよ

2015年2月 6日
[国際事務局発表ニュース]
国・地域:英国
トピック:「テロとの闘い」における人権侵害

英国のキャメロン首相は拷問に加担した疑惑について調査していると主張している。(C)Christian Schmidt/Corbis.
英国のキャメロン首相は拷問に加担した疑惑について調査していると主張している。(C)Christian Schmidt/Corbis.

CIAはインド洋の英領ディエゴガルシア島で被拘禁者の尋問をしていた。米国の元ブッシュ政権スタッフがそう証言した。英国当局はこの証言に対して至急対応すべきだ。

証言したのはパウエル元国務長官の首席補佐官だったローレンス・ウィルカーソンさん。「2005年の退任後、ディエゴガルシア島が被拘束者を一時的に収容し尋問する場所として使われたという話を諜報筋から聞いた」とVICE Newsに語った。

英国は一貫してディエゴガルシア島に関する質問を避けてきた。この新情報をきっかけに、ようやく英国当局は正直に回答するに違いない。ディエゴガルシア島が本当に米国による拘禁と尋問の場所に使われていたのか。もしそうであれば、明らかに違法なこうした行為の責任を誰が負うのか。

英国は、最近米国上院が発表したCIAによる拷問の調査報告書に、自国に結びつくような表記を一切入れないよう必死に働きかけていたと伝えられている。報告書には同島の記載が何もないことから、英国は米国上院への働きかけに成功したようだ。

元スタッフの暴露で、ディエゴガルシア島が尋問に使用された移送中継基地であることは明白である。英国はこの新情報に対する見解を至急発表しなければならない。これ以上隠蔽はあってはならない。

デービッド・キャメロン首相は、「わが国の諜報員がしばしば米国と共謀して、国外の外国人被拘禁者への拷問や虐待に関わったとの疑惑を調査している」と説明したが、この言い分が正しいかどうかは、詳しく調査すればすぐわかる。

アムネスティをはじめとする人権団体は、「英国議会の情報安全保障委員会による調査には独立性がなく、また政府が国家安全保障上、情報を公開するか否かの絶対的裁量権を有するため、調査がないがしろにされる」と主張している。

先月1月20日、アムネスティは、米国が世界的な「テロとの闘い」の一環として進めていたCIAによる秘密裏の拘禁・尋問・拷問について、欧州各国政府の加担に着目した報告書を公表した。

アムネスティ国際ニュース
2015年1月30日

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