チュニジア:襲撃は人命軽視の極み

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2015年3月20日
[国際事務局発表ニュース]
国・地域:チュニジア
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チュニジアの首都チュニスで3月18日、国会議事堂に隣接する博物館にいた人びとが襲撃を受けた。首相発表では少なくとも19人が殺害され、多数が怪我をしたという。

アムネスティは当局に対し、この襲撃の計画や実行に関わった者全員を捕らえ裁判にかけることを求める。

チュニジアは、独裁主義から法と人権尊重の国への移行が中東で最もうまく行われていると見られてきた。今回の襲撃により、この変革が妨げられることがあってはならない。

この残虐行為への最良の対応は、犯人を公正な裁判にかけることである。

人権を踏みつぶしたベン・アリ元大統領の残忍な時代に戻る事は今回の犯罪の悲劇を拡大することであり、変革をよく思わない者たちの思うつぼである。

治安部隊は、襲撃の博物館の現場で武装した犯人2人を射殺した。首相発表では警官1人を含むチュニジア人2人に加え、イタリア人、スペイン人、ポルトガル人、ドイツ人、日本人などが犠牲者に含まれている。

アムネスティ国際ニュースM
2015年3月18日

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