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中央アフリカ:新憲法に免責の余地を残すな

2015年5月14日
[国際事務局発表ニュース]
国・地域:中央アフリカ
トピック:

中央アフリカ共和国は、加害者の罪を問う動きを阻みかねない新憲法草案を修正すべきである。

アムネスティ・インターナショナルは、5月4日から開催されるバンギフォーラムの参加者への公開書簡で、次のことを訴えた。現行の憲法草案では、現職の大統領は大逆罪を除けば、いかなる罪状でも起訴を免れかねない。同様に、元大統領らも、憲法裁判所の名誉会員であるために免責される可能性がある。恩赦と免責は、紛争と不正義の連鎖を引き伸ばすだけである。いかなる地位にあっても国際法に準拠して罪を問われるように現在の憲法草案を修正すべきである。

市民は、指導者の違法行為の罪が問われるよう明確に要求してきた。そして政府は、最近になり国際法に従って犯罪容疑者を起訴する新法廷を設立するなど前向きな動きを見せている。この動向を踏まえて新憲法を制定することこそ、暫定政権の功績となる。

同国の刑法は、戦争犯罪、人道に対する罪、ジェノサイドの容疑者の免責を禁じているようだ。しかし、憲法草案は、議会が犯罪を免責する法律を導入しようとしたとき、それを阻止することができない。

暫定政権への公開書簡においてアムネスティは、司法正義が和解プロセスの中軸となるべきだと指摘した。たとえば、重大な人権侵害容疑者の捜査を開始したり、新たに発足する特別犯罪法廷を後押しすることなどである。

フォーラム参加者への書簡では、同国が加盟する「条約法に関するウィーン条約」を遵守し、批准した条約や慣習国際法などが国内の規則や憲法よりも上位に位置することを認識しなければならないとも提言した。

バンギフォーラムに先立つ全国各地のミーティングで、一般市民は正義なくして和解もないと繰り返し発言していた。

2015年2月16日、国家暫定評議会は、現在の暫定憲章に代え、新憲法草案を採択した。

バンギフォーラムは、幅広い分野や背景を持つ代表者の協議の場であり、政治活動家や武装集団、市民活動や宗教団体のリーダーなどが憲法草案を含む同国の未来を議論する場である。憲法は、7月、8月に予定されている選挙の前に、国民投票にかけられる。

アムネスティ国際ニュース
2015年5月4日

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