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サウジアラビア:むち打ち刑は国際法違反

2015年6月18日
[国際事務局発表ニュース]
国・地域:サウジアラビア
トピック:危機にある個人

サウジアラビア当局は反体制のブロガー、ライフ・バダウィさんに残り950回のむち打ち刑を執行しようとしているが、むち打ちは、むちを振るごとに表現の自由を打ち砕き、国際的な人権尊重義務を否定するものだ。

同国の最高裁は6月6日、メディアに向けて、ライフ・バダウィさんの実刑10年とむち打ち1,000回の刑を支持し、抗告の余地もないと発表した。

最初の公開むち打ち刑の執行後、ライフ・バダウィさんは5カ月を獄中で苦しみながら過ごした。最高裁の支持で、この残酷で非人間的な刑罰が再開される可能性が不気味なほどに高まっている。最高裁は、拷問などの虐待を禁止する国際法を露骨に無視し、むち打ち刑の判決を支持した。当局が求めるのは法の正義ではなく、バタウィさんを見せしめにして表現の自由を形骸化することにあるのは明らかだ。

世界中の数百万のアムネスティのサポーターをはじめ、活動家、ジャーナリスト、政治家が、声をあげ、明言している。「バダウィさんは良心の囚人であり、即刻、無条件に釈放すべきだ。この途方もなく残酷な刑罰を中止し、ライフ・バダウィの有罪判決を破棄すべきだ」と。

バダウィさんは昨年5月、オンラインで公開討論を呼びかけたために、イスラムを侮辱したとして実刑とむち打ち刑の判決を受けた。今年1月9日、最初の50回のむち打ち刑を執行されたが、残りのむち打ちは延期されてきた。延期の理由は、当初は医療上の問題とされていたが、その後は明らかにされないままである。

3人の子どもと共にカナダに亡命しているバダウィさんの妻は、夫の釈放を求め精力的に活動している。

ラマダン(断食月)が近づいているが、ラマダン時には囚人を釈放する習わしがある。アムネスティはこの機会に、バダウィさんを釈放し家族と再会できるよう、サルマン国王に要請する。家族もまた、不公正な裁判と刑罰の犠牲者なのだ。

アムネスティ国際ニュース
2015年6月11日

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