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南アフリカ:スーダン大統領出国 無視された正義と法

2015年6月29日
[国際事務局発表ニュース]
国・地域:南アフリカ
トピック:地域紛争

南アフリカ政府は6月15日の朝、ダルフール紛争で戦争犯罪などに問われているスーダンのバシール大統領の出国を認めた。この対応は大失態であり、同紛争で殺害された数十万人の犠牲者に対する裏切りである。

高裁が出国を禁止する暫定命令を出していたにもかかわらず、政府は大統領の出国を認めた。

この日の午後、北ハウテン高裁は、南アフリカ政府がオマル・アル・バシール大統領を拘束しなかったことは憲法違反であり、政府は国際刑事裁判所(ICC)の公式要請に従って大統領が南アフリカに到着した時に逮捕するべきであったと裁定した。

バシール大統領は、ICCにより2009年と2010年の2度、逮捕状を出され、戦争犯罪と人道に対する罪の容疑7件と大量殺害の容疑3件で起訴されている。ICCは、国際刑事裁判所ローマ規程のすべての締約国に対して、バシール大統領の逮捕と引き渡しへの協力を要請してきた。

大統領は6月13日から15日まで、アフリカ連合首脳会議に出席するために、南アフリカに滞在していた。ICCの締約国である南アフリカは、バシール大統領を逮捕してICCに引き渡す義務があった。

南アフリカが国際的義務を無視し、不処罰をまかり通らせてしまったことは、まったく受け入れがたい。これは同国とICCとの関係を損なうだけではなく、ダルフール紛争の犠牲者や避難民などすべての人びとの権利と正義への希望を踏みにじるものである。

ダルフール紛争では、40万人以上が殺害され、200万人以上が避難民となった。紛争は2003年に始まり、今も死者が出ている。

アムネスティ国際ニュース
2015年6月15日

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