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チリ:ピノチェト独裁時代の犠牲者に正義への希望

2015年7月30日
[国際事務局発表ニュース]
国・地域:チリ
トピック:

チリ司法当局は7月22日、1973年に歌手で政治活動家のビクトル・ハラさんを殺害した容疑で、元軍高官10人を起訴した。また7月21日には、1986年にロドリゴ・ロハスさん(当時19才)に火をつけて殺害し、カルメン・グロリア・キンタナさん(同18才)に重傷を負わせた事件で、元軍高官7人が逮捕された。残虐なピノチェト独裁政権時代に、人権を侵害され犠牲となった何万人もの人びとにとって、これは一筋の光をもたらすニュースである。

この進展により、政治的な意思があれば、正義は成されるということが示された。政府は、強制的に連れ去られ、拷問を受けた何万人もの犠牲者やその家族が、これ以上の忍耐を強いられることに、もう終止符を打つべきだ。

ピノチェト時代の残虐行為の容疑者たちは、ただちに裁かれるべきである。

チリは、この歴史的な動きを機に、正義の道を開くべきだ。政府は、すべての犠牲者とその家族に正義がもたらされ、救済されるまで、追及の手をゆるめてはならない。

ビクトル・ハラは、1973年9月11日にピノチェトが武力で政権を奪った直後、数百人の活動家とともにチリ軍によって国立スタジアムに連行され、そこで拷問を受け、射殺された。

ロドリゴ・ロハスさんとカルメン・グロリア・キンタナさんは、デモの真っ最中に、兵士たちにガソリンをかけられ火をつけられた。ロドリゴさんは4日後に亡くなり、カルメンさんは一命をとりとめ、その後も正義のために闘い続けてきた。

1973年から1990年のピノチェト独裁時代には、何万人もの人びとが拘束後に拷問を受けて殺害されたり、強制的に失踪させられた。

今日までに、1,100件以上の告発があり、少なくとも262人が人権侵害で判決を受けている。

アムネスティ国際ニュース
2015年7月23日

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