モザンビーク:前大統領批判での裁判は正義への挑戦

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2015年9月 3日
[国際事務局発表ニュース]
国・地域:モザンビーク
トピック:

モザンビークで、前大統領を批判したフェイスブック投稿をめぐり、経済学者のカルロス・ヌーノ・カステルブランコさんと新聞編集者のフェルナンド・ムバンズさんの裁判が、8月31日にあった。この裁判は、正義を踏みにじり、表現の自由を侵害するものだ。

カステルブランコさんは、2013年11月にフェイスブックに投稿した記事が国家の安全を脅かしたとして起訴された。有罪となれば最高2年の実刑を受ける。ムバンズさんはその記事を転載したことで報道の自由を侵害したとされる。

これらの起訴は、表現の自由の権利の侵害であり、国に対する反対意見の封じ込めが狙いであることは明らかだ。

カステルブランコさんは、国の状況についての自分の意見を述べたに過ぎない。ムバンズさんは、その意見を新聞に掲載するという本来の職務を果たしただけだ。当局は、自分の考えを述べた人びとへの弾圧を止めなければならない。

カステルブランコさんはフェイスブックに、当時のアルマンド・ゲブーザ大統領による国の統治に疑問を投げかける公開書簡を掲載し、それが前大統領の名誉を棄損したとされる。国家治安法が定める、国家の安全を脅かした罪で有罪になると、最高2年の実刑と罰金が科せられる。

メディアファックス新聞の編集者フェルナンド・ムバンズさんは、その公開書簡を同紙に載せたことにより、国家治安法と、報道法が定める報道の自由を侵害したという。

この2人に対する起訴は、人権を無視するものであり、国際法のもとでモンザビークが果たすべき義務に反している。大統領批判は、国家の治安事項ではない。それは合法的な表現の自由の行使だ。当局は両名に対する起訴を即時かつ無条件に取り下げるべきだ。

アムネスティ国際ニュース
2015年8月31日

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