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欧州は難民問題に思い切った対応を

2015年9月11日
[国際事務局発表ニュース]
国・地域:
トピック:難民と移民

急増する難民への欧州各国の対応はばらばらであり、難民問題に対する指導力、強い意志、思いやりに欠けている。9月14日には、EU加盟国の司法・内務担当閣僚で構成される司法・内務理事会が、緊急に会合を開く。アムネスティはそれに先立ち、独自に欧州の課題を提示した。

紛争や人権侵害などから逃れてきた難民は、第二次世界大戦以降、欧州では最大の規模に達している。

欧州各国の対応は、ばらばらで一貫性がない。明確な方針に基づく指導力と機能しない難民制度の改革が、かつてないほど求められている。

アムネスティは、難民が安全で合法的な手段で入国できるよう、欧州に統一した戦略のもとでの取り組みを求めている。 到着時の人道的で十分な受け入れ態勢、および受け入れ責任を公平に分担するという考えのもとでの機能的な難民認定手続きが、緊急に必要である。

今年に入って現在まで、欧州を目指す途上で命を落とした人は2,800人にのぼる。 移動中に起きた衝撃的な事態を受けて、ようやく、内向きの国が目を開き、受け入れを拡大するなど方針を転換させた。
しかし、ハンガリーとギリシャで難民が置かれている状況をみると、EU到着後の事態に楽観は許されない。

アムネスティは、欧州諸国に対して、以下のことを至急求める。

  • 欧州への入り口となる諸国への支援を大幅に拡大し、人道的な受け入れと難民申請処理の迅速化を可能にすること
  • 域外との国境にいる難民が、EU領域に入れるようにすること
  • 緊急移住計画を通じて、域外と接する国の負担を軽減すること
  • 域外との隣接国は、難民の押し戻しや虐待や過剰な力の行使などの人権侵害をやめること

より持続可能な解決策としては、欧州は、EUに入る安全で合法的な経路を提供し、EU全土で同等の権利と資格を得られる、統一した難民保護制度をとりまとめること。

アムネスティの試算では、世界中の難民問題の解決には、向こう2年間で138万の再定住先が必要だ。 アムネスティは、そのうち、EU諸国には少なくとも30万を提供することを求めている。

アムネスティ国際ニュース
2015年9月9日

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