ベネズエラ:国は人権活動家の社会的役割を評価すべき

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2015年10月21日
[国際事務局発表ニュース]
国・地域:ベネズエラ
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ベネズエラは、人権活動家に対する暴力や嫌がらせがエスカレートしないように歯止めをかけ、その重要かつ正当な活動を公的に支援すべきだ。同国は10月19日、米州人権委員会からヒヤリングをうける。

同国では当局を批判する人権活動家は当局の弾圧を受けており、その活動はますます危険を伴うものになっている。

ニコラス・マドゥロ大統領は、ここのところずっと人権団体や活動家の仕事を表立って批判している。8月21日のテレビ演説では、人権団体の1つプロベアを右翼的で活動には問題があるとして、メンバーのマリノ・アルバラドさんをおとしめた。

その数週間後の10月1日、アルバラドさんは息子(9才)と帰宅したとき、武装した男たちに玄関口で襲われた。現在当局が捜査中だが、公共省は、アルバラドさんと家族の保護を求めている。

人権活動家は、人びとの人権擁護に貢献することで社会的な役割を果たしている。国の指導者は、この点をはっきりとしたメッセージで発信し、人権活動家の活動と社会参加を奨励すべきである。それが行われなければ同様の襲撃は、今後も続くだろう。

アムネスティ国際ニュース
2015年10月16日

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