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ミャンマー(ビルマ):ソーシャルメディアで軍を嘲笑して逮捕

2015年10月21日
[国際事務局発表ニュース]
国・地域:ミャンマー(ビルマ)
トピック:危機にある個人

ビルマ(ミャンマー)当局は、フェイスブック上で国軍の総司令官を小ばかにしたとして、活動家と若い女性を逮捕した。2人は即時・無条件に釈放されるべきだ。

平和活動家のパトリッククンジャーリーさん(43才)は10月14日、ヤンゴンの自宅で逮捕された。罪状は、総司令官のミンアウンライン上級大将の写真を何者かが踏みつけている画像をフェイスブックに投稿したことだ。携帯とパソコンは押収され、投降は削除された。その数日前、チョーサンディートゥンさん(24才・女性)も同様に軍を小ばかにした記事を投稿したとして拘束された。

フェイスブックに投稿しただけで何年も投獄されるのは、あまりにも理不尽だ。当局は2人を即座に釈放し、起訴も取り下げるべきだ。

警察が家族や友人に伝えたところでは、パトリッククンジャーリーさんは同国の電気通信法違反の容疑だという。同法第66条(d)は、「通信網を利用して、人に対して強要、脅迫、制限、侮辱、攪乱、不当威圧を行うこと」について書かれてある。有罪となると3年以下の刑を受ける。

10月12日にチョーサンディートゥンさんはソーシャルメディアに、野党のアウンサンスーチー党首と軍人、そしてミンアウンライン上級大将の写真を並べて載せ、彼女のはいていたロンジー(一種の腰巻)の色と軍服の色が似ていることを揶揄して逮捕された。コメントには「それほど彼女が好きなら、彼女のロンジーも頭に巻けばいい」とあった。ビルマの保守的な男性社会では、男性が女性の服を頭にまとうことは侮辱とされる。

適用される法律はまだ確定していないようだが、いずれの場合でも起訴されれば、実刑数年の恐れがある。次回の公判は10月27日の予定だ。彼女はまだ弁護士と連絡をとれていない。

アムネスティの調べでは、ビルマでソーシャルメディアへの投稿で拘束されたのは、今回が初めてだ。今年始め、1人の写真家が軍を嘲笑する画像を投稿して拘禁されたが、起訴されずに釈放された。

アムネスティは10月初旬、ビルマが過去2年間、市民の摘発を強化している様子を報告書にまとめて公表した。11月の総選挙を目前にして、とくに表現の自由への弾圧はひどくなっている。

現在、少なくとも93人の良心の囚人が収監されている。彼らは、即時・無条件に釈放されなければならない。

アムネスティ国際ニュース
2015年10月15日

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