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トルコ:EUとの協定直後に難民を強制送還

2016年3月29日
[国際事務局発表ニュース]
国・地域:トルコ
トピック:難民と移民

信頼できる情報によると、トルコはアフガニスタンの難民約30人に対し難民申請手続きを認めず、彼らを、タリバンに攻撃される恐れがあるカブールに強制送還したという。これは、欧州法や国際法違反である。

強制送還は、欧州連合(EU)とトルコの難民協定が発効してから数時間後のことであり、この協定が難民の命を危険にさらす懸念をはらんでいることを示すものとなった。

アムネスティがトルコの移住管理総局に送還について質すと、27人の送還を認めたが、全員自発的にアフガニスタンに帰国したのであり、難民申請は誰もしていなかったと語った。

協定が発効して数時間後、アムネスティは、アフガニスタンの難民H. R.さん(安全上の理由で仮名)から、電話を受けた。「難民申請を却下され、自分とあと30人くらいが、カブールに強制送還されようとしている」と、混乱した様子だった。

H.R.さんによると、他の人たちとともに船でギリシャに渡ろうとしたが、トルコの沿岸警備隊に拘束され、同国の西海岸の都市イズミルにある施設に5日間、収容されたという。

そして、自国に自発的に戻ることに同意するという文書に母印を強要された。

ここ数カ月、難民がギリシャに向かう途中に捕まり、EUが出資したトルコのエルズルム移送センターに送られ、そこから出身国に強制送還されるというケースが増えている。

協定が定めるトルコへの難民送還は、トルコが安全な国だというのが前提だが、その前提がそもそも危うい。難民の権利侵害を防ぐには、EUは独自に再定住計画を作り直した上で、トルコに協力を働きかけるべきである。

トルコの法律は難民申請の権利を保障し、申請者の身柄も拘束しないとなっている。しかし、アムネスティは、この権利が実際には守られていなかった多くの事例を確認している。トルコ国内にいる難民の申請手続きは、そのほとんどが処理されていなかったのである。アムネスティは、当局に対し、処理した申請件数と認定した件数それぞれの情報を公開するよう繰り返し求めてきたが、当局は、「秘密事項だ」として開示を拒否してきた。

アムネスティ国際ニュース
2016年3月23日

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