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ブルンジ:容赦ない当局の弾圧 続く危機的状況

2016年5月 9日
[国際事務局発表ニュース]
国・地域:ブルンジ
トピック:

ブルンジの混乱が始まって1年、人権状況の悪化は変わらず、凄まじい暴力行為に対する真相究明は進んでいない。そんな中、国際刑事裁判所は予備調査の開始を決定した。この決定は事態の重大さを示している。

昨年4月、ピエール・ンクルンジザ大統領が、憲法違反とみられる3選出馬を表明してから社会の混乱は悪化の一途をたどってきた。それ以来、数百人が殺害され、数十万人が国外へ逃れた。

ブルンジではこの1年で政治危機が深刻化し、殺害、拷問、恣意的逮捕、強制失踪などが多発、多数の市民が犠牲となっている。

昨年4月26日、首都ブジュンブラで大規模な抗議行動が起こり、他の地域にまで拡大して数週間続いた。警官は抗議する人びと対して容赦なく武力を行使し、銃器を使用することもあった。一年を通して、政府は、抗議者や政府に批判的と見なされた人びとを弾圧した。

国連によれば、少なくとも474人が殺され、25万人以上が国外に逃れた。

昨年12月11日、最悪の暴力行為が起きた。治安部隊が反対派とみなしている人びとの居住地域を封鎖して一網打尽に住民を逮捕し、数十人を殺害した。一部は集団埋葬されたようである。混乱の中、多くの人権団体が閉鎖され、その銀行口座は凍結された。昨年5月のクーデター未遂事件では、警察は民間のラジオ局4社を解体し、自由な報道をほぼ抹殺した。ジャーナリストや人権活動家たちは、嫌がらせや脅迫を受けて、身の危険を感じて国外に逃れざるをえなかった。

1年前に社会的混乱が始まって以来、アムネスティはブルンジの悪化する人権侵害を記録してきた。抗議者に対する過剰な武力行使、超法規的殺害、恣意的な逮捕や拘禁、強制失踪などがあった。4月18日、国連人権高等弁務官事務所は、今年に入って345件の拷問と虐待の報告があったと発表した。

同国で最も著名な人権活動家ピエール・クラベール・ムボニムパさんは、昨年8月に銃撃を受けたが九死に一生を得て、国外に逃れた。昨年10月には、義理の息子が自宅で射殺され、翌月には息子が警察に逮捕された後に死体となって発見された。

4月25日、国際刑事裁判所は、ブルンジの事態に対する予備調査を開始すると発表した。この捜査で、正式捜査に移行するための合理的根拠があるかを検討することになる。

反政府の新たな武装勢力が出現し、治安部隊幹部などを狙った殺害事件が多発する中、同国の治安状況は予断を許さない。

アムネスティ国際ニュース
2016年4月26日

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