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アルジェリア:抗議活動で増える投獄、高まる抑圧

2016年5月25日
[国際事務局発表ニュース]
国・地域:アルジェリア
トピック:

アルジェリア当局は、人権のために活動する人たちの抑圧をやめなければならない。5月19日に、平和的な抗議活動で起訴された4人の裁判が始まった。4人は、油田の街ハシメサウドで社員が解雇されたことに抗議しただけだったが、最大1年の刑を受ける恐れがある。

活動家で失業者の人権を擁護する団体(CNDDC)の会員、タハー・ベラベスさんと、同じく会員の3人が昨年に「非武装の集会」に参加したとして起訴された。有罪となれば、1年の実刑を受ける可能性がある。

単に抗議活動に参加しただけで投獄することは、表現の自由と集会の自由の権利に対する理不尽な攻撃である。もし被告に「罪」があるとすれば、それは失業者たちの権利を守るために立ち上がったことだ。彼らは裁判などにかけられるべきではないし、まして刑罰など論外だ。起訴は直ちに取り下げられるべきだ。

ハシメサウドは同国中北部に位置する。抗議する人たちは、国有企業のソナトラックなどハシメサウドにある石油ガス会社に、南部の人たちを1人でも多く雇用するよう求めている。

ベラベスさん、ソナトラックの子会社に勤務していたが、日常の抗議活動と、昨年前半に南部地方で発生したフラッキング(水質汚染などを引き起こすとされるシェールガス水圧破壊法)に抗議する運動へ関わった事に対する明らかな報復措置として、2015年2月に解雇された。CNDDC会員ら数名が、その運動に関与したとして告発された。

フラッキング抗議活動は、全土に拡大した。その中での裁判だった。失業への抗議、フラッキング反対、鉱山会社を解雇された労働者の権利擁護などの活動が理由で、これまでに7人が1年の実刑を受け、現在服役中だ。

当局は抗議の声を封じるために、起訴の件数を増しており、弾圧が激しくなる兆候を示している。当局は、抗議する人たちを投獄するのではなく、その訴えに耳を傾けるべきだ。抑圧は、増加する失業や石油価格の下落による景気の悪化の解決策にはならない。

抗議の鎮圧には抑圧的な法律が利用されている。首都アルジェでは、一般向け集会の開催には事前承認が必要な上、デモは全面的に禁止だ。石油産出国では、貧困、失業、汚職に対する抗議活動が頻繁に発生している。

アムネスティ国際ニュース
2016年5月18日

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