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マレーシア:ベンガル湾置き去り事件から1年 今も続く収容

2016年6月 3日
[国際事務局発表ニュース]
国・地域:マレーシア
トピック:難民と移民

アムネスティ・インターナショナルは、1年前にベンガル湾の漂流から生還した難民のその後を調査した。その結果、マレーシアに入国した難民が劣悪な環境で拘束されてきたことが分かった。

昨年の5月、海を漂流している難民たちの悲惨な映像が世界に流れた。その後、マレーシアは、1,100人の難民受け入れに合意した。うち約400人は、ミャンマーの迫害を逃れたロヒンギャの人びとであった。1年後もなお、その大部分が同国のベランティク収容所に留められている。

昨年船で漂着した何百人もの人の苦しみと人権侵害は、いまだに続いているのだ。

ビルマでの迫害から船で逃れた男女や子どもたちを待ち受けていたのは、大海原での漂流だった。海上ルートを取り仕切る犯罪組織により、海のただ中に放置された。そして、安全な国であるはずのマレーシアで、いつ終わるとも知れない拘禁が1年も続いている。

船から上陸した人びとには、ロヒンギャの人びとの他に約700人のバングラデシュ人がいた。彼らは、人身売買の被害者とみられる。

アムネスティが当時行った調査で、インドネシアに上陸したバングラデシュの人びとは、人身売買された可能性が高いことが分かった。

ほとんどすべてのバングラデシュ人は、マレーシアでもインドネシアでも母国に送還された。しかしマレーシアの情報筋によると、65人のバングラデシュ人が今もマレーシアにおり、ベランティクで収容されているという。

ブローカーらは、東南アジア諸国の当局が人身売買や密入国仲介の取り締まりに乗り出すとみて、男女や子どもですし詰めの船のほとんどを放棄した。

マレーシア政府は、人身売買の被害者である可能性が高い難民や移民を犯罪者扱いするのをやめ、人身売買の真相を明らかにするために独立で公正な捜査を行うべきである。

アムネスティはマレーシア当局に、難民や移民を即時解放し、他国と協力して彼らが国際法の下で保障されている保護を受けられるようにするよう要請している。

背景情報

昨年、ベンガル湾では、十隻以上の船に乗った、計何千人もの人びとが海上に置き去りにされたが、タイ、マレーシア、インドネシアのいずれも上陸を拒否し、世界的関心を集めた。最終的にマレーシアとインドネシアが2,900人の難民・移民を乗せた3隻の船を受け入れた。両国は、難民らが1年以内に国際社会の協力による第三国定住か、本国送還がなされることを条件に、最大1年間、保護することに同意した。今までのところ、マレーシアにいた約50人のロヒンギャの人びとが再定住のために第三国へ移った。

アムネスティは、2、3カ月中に被害者の状況と人身売買に関する詳しい報告書を発表する予定である。

アムネスティ国際ニュース
2016年5月28日

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