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中国:人権派弁護士が保釈されるも 過酷な弾圧は続く

2017年5月13日
[国際事務局発表ニュース]
国・地域:中国
トピック:

国家政権転覆扇動と法廷秩序擾乱の罪で起訴されていた謝陽さんが保釈された。とはいえ、この釈放が、弁護士に対する弾圧の中断を意味するわけではない。

謝陽さんの審理が5月8日、中国南部の長沙市中級人民法院(裁判所)であり、保釈された模様だ。しかし、判決はまだ言い渡されていない。

釈放は歓迎したい。しかし、謝陽さんはそもそも逮捕されるべきではなかった。他の事例同様、今後謝陽さんも、おそらく24時間監視下に置かれ、移動は厳しく制限されるだろう。

裁判所は審理をウェイボー(微博・中国のSNS)で中継すると告知したが、告知は審理開始のわずか20分前だった。

審理の中で謝陽さんは、拷問は受けなかったと語ったが、これは5カ月前の1月に本人が弁護士に、「勾留中に長時間の拷問を受けた」と語ったこととはまったく食い違っていた。

2015年7月に始まった、かつてない規模の弾圧で、謝陽さんら250人近くの弁護士や活動家が標的になっている。

拷問

弁護団が今年1月、謝陽さんが拷問を受けたことを公表して以来、当局は弁護団と謝陽さんとの面会を認めなくなった。

謝陽さんの家族も、本人が自白するよう、また他の人権擁護活動家の容疑に関する情報を提供するよう説得することを当局から指示された。

当局は、謝陽さんの最初の弁護士である陳建剛さんに、外国メディアとの接触をやめるよう繰り返し警告した。また、陳さんの弁護士資格の合法性についての調査を開始した。

謝陽さんに対する起訴には、根拠がない。そのことを百も承知の当局は、本人や家族に圧力をかけるために拷問も使った。

2015年7月9日、弁護士の王宇さんとその家族が拘束されたのを皮切りに、人権派弁護士や活動家に対する、かつてない大規模な弾圧が始まった。その後の数週間で、人権派弁護士と活動家ら250人近くが治安当局に尋問され、拘束された。事務所や自宅の強制捜索を受けた人たちも多かった。

謝陽さんのケースとは別に、5人が国家政権転覆罪で有罪判決を受けている。2016年8月、活動家の翟岩民さんと勾洪国さん(別名戈平さん)は、執行猶予付き懲役判決を受けた。活動家の胡石根さんと弁護士の周世鋒さんは、7年6カ月と7年の実刑判決を、それぞれ言い渡された。弁護士の李和平さんは4月25日、天津で裁判を受け、4月28日、懲役3年、執行猶予4年の判決を受けた。李さんについては、有罪判決直後から本人の所在が不明だったが、5月9日に帰宅したことが確認された。しかし写真や映像を見ると、彼は痩せ、髪は目立って白くなっていた。

他に3人がいまだに勾留されており、審理や判決を待っている。人権派弁護士の王全璋さんの審理日程は、まだ決まっていない。活動家の尹旭安さんと王芳さんは、それぞれ昨年の9月と今年の2月に出廷したが、今も判決を待っている。

アムネスティ国際ニュース
2017年5月10日

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