ギリシャ:難民キャンプを追い出される住民に適切な住居を

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2017年5月26日
[国際事務局発表ニュース]
国・地域:ギリシャ
トピック:難民と移民

ギリシャのエリニコにある3つの難民キャンプの閉鎖に伴い、5月23日から難民や移民の退去が始まる。当局は、彼らに安全で適切な住居を提供しなければならない。

治安も衛生面も劣悪なこれまでのキャンプを出ることに不満を言う人はいない。しかし、難民らは退去のことをまったく知らされていなかったため、これから住居や環境はどうなるのか、不安は計り知れない。

当局は、難民らに安全な場所を確保することを速やかに約束すべきである。女性や少女への配慮を考えた、安全で安心できる住居を用意しなければならない。

このキャンプには、アフガニスタン人ら800人以上の難民と移民が暮らしている。

あるアフガニスタン人男性は、「役人から情報がこないので、とても不安だ。私たちを混乱させて、自分たちで決められないようにして、あっちで決めるのだろう」という。

アフガニスタン人の女性は、「役人たちと話したが、まったく何も教えてくれない。本当に路上に放り出されるのではないかと心配です」と話した。

別の女性は、「今のキャンプは衛生状態が劣悪で、プライバシーや安全性もなかった。地獄のようだった。別のキャンプに移りたい」と語った。

アムネスティ国際ニュース
2017年5月22日

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