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ソマリア:衛星画像が示す家屋の取り崩し

2018年1月31日
[国際事務局発表ニュース]
国・地域:ソマリア
トピック:強制立ち退き

昨年12月末、ソマリアの首都モガディシュ郊外で、何千もの家屋や学校などの建物が取り崩されて廃墟と化し、4,000以上の世帯が強制退去を受けた。アムネスティは、最新の衛星画像を独自に分析し、初めてその全貌を捉えた。

ユニセフとセーブ・ザ・チルドレンによると、昨年12月29日と30日、同地域に乗り込んできた武装した男たちが、警告もなくブルドーザーで家々を破壊し、更地にしてしまった。国連機関の発表では、強制退去で24,000人を超える国内避難民がホームレスとなった。

退去を受けた人たちの多くは、国内の他の地域で紛争や干ばつ、飢饉などに見舞われ、最近モガディシュに保護を求めて避難していた。

強制退去は、ソマリア全土で長年の懸念事項である。国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)によると、2015年以来、毎年平均15万5,000人が退去させられており、事前の通告や相談もなく、犠牲者に対する代替宿泊施設の提供もない。

1月17日、ソマリアの計画・投資・経済開発担当のガマル・ハッサン大臣は、12月末の強制退去に関して調査を行うと述べた。

担当大臣が懸念を表明し調査を約束したことは、歓迎したい。しかし、国内避難民が強制退去されるのはこれが初めてではない。二度と繰り返さないために、国がやるべきことは、山積みである。

アムネスティはソマリア政府に対し、同国が批准するカンパラ条約や各種人権条約の義務に沿って、必要な保護措置が整うまで、すべての退去を中止するよう要請している。また、これまでの強制退去の被害者に対し、適切な補償と代替宿泊施設など、被った人権侵害に対する効果的な救済を実施する必要がある。

紛争と干ばつで荒廃する国土

何十年にもわたる紛争で、ソマリアの人道的状況は悪化の一途をたどっている。さらに同国は現在、激しい干ばつに見舞われており、飢饉の脅威が絶え間なく続く。

これらの複数の要因が、大規模な強制退去を引き起こす背景となってきた。1月現在、国内避難民は210万人に達している。その多くは都市部に集中し、財政がひっ迫する状況に追い込まれている。飲料水が不足しているため、コレラが発生し、昨年の前半7カ月で少なくとも1,155人が死亡した。

アムネスティ国際ニュース
2018年1月19日

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