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エルサルバドル:死産で獄中10年 ようやく釈放

2018年2月20日
[国際事務局発表ニュース]
国・地域:エルサルバドル
トピック:女性の権利

テオドール・デル・カルメン・バスケスさん ©Amnesty International
テオドール・デル・カルメン・バスケスさん ©Amnesty International

死産で殺人罪に問われ10年間投獄されていた女性が、釈放された。この釈放がエルサルバドルの異常に厳格な中絶禁止法の改正に向けた動きにつながることが期待される。

身重だったテオドール・デル・カルメン・バスケスさんは、2007年に仕事中に突然激しい痛みに襲われて大量の出血をした。血の海にいたバスケスさんは、やってきた警官に拘束された。後日、死産を「重大な殺人」とみなされ、30年の刑を言い渡され、収監された。今回ようやく減刑措置を受け、釈放された。

地元の女性権利団体によると、エルサルバドルでは、現在少なくとも28人の女性が、中絶禁止法違反で投獄されている。

釈放を歓迎するが、同国の女性の権利の実現には、課題が多い。

妊娠に伴う体の異変で流産や死産になった女性は、常に中絶を疑われる。同国では、いかなる中絶も罪になる。そのため、死産した女性が、殺人罪あるいは、さらに重い罪で、最高50年の刑を受ける。

まず、差別と苦痛、不正義を作り出してきたこの中絶禁止法を直ちに廃止すべきである。

法務大臣は、獄中で10年過ごしたバスケスさんにようやく減刑を命じたが、あくまでも減刑であり、有罪を取り消すことはしなかった。

バスケスさん側は、身の潔白と失った歳月に対する賠償を求めて、国を相手取り訴訟を起こす。

アムネスティ国際ニュース
2018年2月15日

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