ウガンダ:野党議員の「反逆」容疑を取り消すべき

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2018年8月31日
[国際事務局発表ニュース]
国・地域:ウガンダ
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当局は、野党議員ロバート・キャグラニーさん(愛称ボビ・ワイン)に対する反逆罪の容疑を取り消すべきである。同時に、野党議員やその支持者に対する一連の抑圧的対応を直ちにやめなければならない。

県議会の補欠選挙期間中の8月13日、与党と野党それぞれの支持者同士が衝突したことに関連して、ボビ・ワインさんら34人が、反逆容疑で逮捕された。反政権派の声を封じるためのこの拘束は、さながら魔女狩りだ。

これまでのところ国家に対する反逆の容疑を裏付ける証拠は明らかにされていない。裏付けがなければ、当局は、ボビ・ワインさんの容疑を取り消し、釈放すべきだ。

警察の暴力的対応や大量の逮捕、野党議員たちの投獄という一連の対応は、権力を批判する陣営に対する弾圧戦術だ。当局は、反政権派に対する抑圧的政策をやめるべきだ。

また、政治運動中やボビ・ワインさんの釈放を求めるデモ中に数人が死亡した問題について、迅速で公正で実効性ある捜査が必要だ。ボビ・ワインさんが拷問を受けたという申し立てについても捜査し、拷問が事実ならば、加害者の責任を問わなければならない。

背景

ボビ・ワインさんは当初、拳銃の不法所持容疑で逮捕されたが、この容疑は取り消され、一旦は釈放された。しかし、直後、反逆の容疑で再逮捕された。

ボビ・ワインさんの裁判の傍聴を阻止するために、野党議員は全員、自宅軟禁に置かれ、命令に背いて出かけようとした議員は、逮捕された。

アムネスティ国際ニュース
2018年8月23日

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