命をかけて女性のために闘うアフガニスタンの女性活動家を守って!

「生きて家に帰ることはできないだろう― 」毎朝、そう思いながら仕事に向かいます。子どもたちは、私がタリバンに殺されやしまいかと怯えています。
~ラグマーン州女性局長のシャー・ビビさん。ビビさんの2人の前任者ナディア・セディキさんとハニファ・サフィさんは、2012年に連続して殺された~

アフガニスタンでは、女性を暴力から守り、女性の権利を保障することは、文字通り命がけの仕事です。その活動ゆえに脅迫され、殺されてしまう人たちが数多くいます。そして、脅迫や襲撃の件数は、ここ1~2年で増えつつあります。

アフガニスタンの大統領に、女性の人権活動家を保護する対策をさらに強化し、襲撃や暗殺に対する徹底した調査を求めてください。



 

タリバンの「ヒット・リスト」の対象に

action_afghan_201511_02.jpg地元の宗教指導者と話をするモズガン・エンタザールさん(写真右)。ヘラート州の女性工場労働者の労働条件を改善するために、小さなNGOを運営している。© Marcus Perkins for Amnesty International

アフガニスタンでは、NGOスタッフやジャーナリスト、医療関係者、教師、政治家は、女性に教育の機会を提供し、家庭内暴力から逃れてきた女性を保護するシェルターをつくり、強制結婚の因習を変えるために、重要な役割を果たしています。

しかし、こうした活動を続ける人は自宅や車を破壊され、家族を殺され、自身も命を狙われるなどさまざまな攻撃を受けています。暴力の多くはタリバンなど武装組織によるものですが、政府関係者や軍司令官、地方当局の後ろ盾を受けている有力な軍閥も加担しています。社会のあらゆる層で、女性の権利は文化や社会規範に楯突くものだとみなされているからです。

アフガン北部では、2015年9月にタリバンが北部の主要都市クンドゥズとその周辺地域を制圧してから、活動家の身の危険が一気に高まりした。タリバンは一軒一軒まわって「ヒット・リスト(殺害者リスト)」にある対象者を探しているといいます。リストにはジャーナリスト、公務員らの名前と写真が載っており、女性人権活動家も殺害対象に入っています。

そのため、多くの活動家がその地域から逃れざるをえませんでした。しかし、いつタリバンに殺されるかわからない恐怖と闘いながら、現地に残っている人びともいます。

代償は大きい。でもやめるわけにはいかない

女性の国会議員であるログール・ハイルザドさんは、自身と家族を襲った惨劇のあとも、女性の地位向上のために政治活動を続けています。

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2013年8月4日、ハイルザドさんは車に乗っていたところをタリバンに襲われました。同乗していた9歳になる娘のドゥニャちゃんと弟のジャイラニくんが殺され、彼女自身は9発の銃弾を浴び、重傷を負いました。

2015年1月8日、再びタリバンの銃撃を受け、2週間も意識不明の重体となり、安全のためにいったん国を離れざるをえませんでした。

「自分の活動によって払った代償は大きい」とハイルザドさんは言います。脅迫について何度もアフガン当局に訴えたものの、何の保護も受けられず、娘と息子が殺された事件の加害者も捕まっていません。

しかし、アフガン女性のために政治活動を続けると、決意を新たにしています。そしてアムネスティに、政治家を含めアフガン女性の平等の権利のために活動する人びとの支援を続けてほしいと語りました。

アクションに参加しよう!

アフガニスタンの女性たちのために、あなたの力を貸してください。女性人権活動家の保護対策を講じるよう、大統領に要請する署名に参加してください。署名はアムネスティ国際事務局(ロンドン)で集約し、2016年3月9日以降に大統領に送ります。

※名前、メールアドレス、個人情報保護の項目は必須です。その他の項目にご記入いただいた方には、アムネスティ・インターナショナル日本から後日、活動紹介のご連絡を差し上げる場合がございます。

アクション期間 この署名は終了しました。(2015年11月30日~3月9日)
要請先 アシュラフ・ガーニ大統領