ビルマ(ミャンマー):11月総選挙目前 ! 「良心の囚人」を自由に !! 

ビルマ(ミャンマー)では、2010年11月に20年ぶりの総選挙が実施され、翌年に軍政から民政への移行が始まりました。政権についたテインセイン大統領は、アウンサンスーチーさんを含む多くの「良心の囚人」(※)を恩赦で釈放し、「民主化」の象徴的な出来事の一つとして、国際社会からも一定の評価を受けました。

しかし、2014年以降、平和的な抗議活動の参加者やジャーナリストなどが不当に逮捕され、良心の囚人と認定される人が新たに増えています。

2015年11月8日、民政に移行して初の総選挙がビルマで実施されます。国際社会の注目が再びビルマに集まる今、すべての良心の囚人を釈放するためにあなたの力を貸してください。

※暴力も用いていないのに、信念や信仰、人種、発言内容などを理由に囚われている人びとのことを、アムネスティでは「良心の囚人」としています。



 

増えている!?「良心の囚人」

action_burma_201510_01.jpg逮捕されたユニティー紙の記者 ©private

「総選挙が近づくにつれ、政府に批判的な人びとの逮捕が増えている・・・政府は狙いをつけたやつを誰でも、いつでも逮捕できるんだ」(人権活動家のインタビューより)

現在、ビルマには少なくとも94人の良心の囚人が投獄されています。その一方で、新たに数百人が起訴、そして禁錮刑を受ける状況に直面しています。その多くは、平和的な抗議行動に参加した学生、政治活動家、メディア関係者、土地や労働の問題に取り組む人権活動家です。

例えば2014年1月、ビルマの新聞ユニティー紙の記者や編集長など5人が、化学兵器を生産しているとされる工場の記事を報道したところ、国家機密法に違反したかどで起訴され、重労働を含む懲役刑の判決を受けました。同紙は単に市民が関心を寄せる問題を取材し掲載したに過ぎません。この事件は、他のメディア関係者を震撼させました。政府が好まない記事を出せば同じ目に遭いかねないという恐怖が再び植えつけられたのです。

また同年3月、ザ・ムーブメント・フォア・デモクラシー・カレント・フォース(MDCF)という団体のメンバー2人が電気料金の値上げ案に反対する平和的な抗議活動をしているときに、許可なしに抗議活動をしたとして逮捕され、後に6カ月から12カ月の禁錮刑となりました。このとき、抗議活動を見ていただけの夫婦も逮捕されました。

国際社会からテインセイン大統領に圧力を!

これまでの良心の囚人の釈放は、ビルマにとって国際的に大きな出来事にタイミングを合わせています。総選挙が迫る中、今、国際社会から働きかけることは、ビルマ政府を動かすために有効な手段です。欧州連合(EU)、米、豪、そして日本の政府に、ビルマのすべての良心の囚人を釈放するように要請してください。

【ビルマの国名表記について】
1989年、同国の軍政は、国名の英語表記を「ビルマ(Burma)」から「ミャンマー (Myanmar)」に変更しました。しかし、正当なプロセスをふみ樹立された政権でないことは明らかであり、また一方的な国名表記の変更に対する国民の反発も強くあります。そのため、同国の民主化を求める人びとや欧米の一部の国々、マスメディアな どは、「ビルマ」という表記を使い続けています。 こうした事情を踏まえ、アムネスティ日本は、国名を「ビルマ」または 「ビルマ(ミャンマー)」と表記しています。

アクションに参加しよう!

ビルマ国内の良心の囚人が全員釈放されるよう、欧州連合(EU)、米、豪、日本の政府がテインセイン大統領に働きかけることを求めるアクションにご協力ください。

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アクション期間 2015年10月8日~11月8日(予定)
要請先 オーストラリア外相欧州連合(EU)外務・安全保障政策上級代表駐ミャンマー米国大使駐ミャンマー日本大使
※メールアドレスの閉鎖などにより要請先にメールが届かなくなった場合は、署名に切り替えてお名前を要請先に提出します。