【緊急】中国:前代未聞の規模で弁護士を弾圧~暴挙を止めよう!~

中国当局が、前例のない規模で人権問題にかかわる弁護士や活動家の弾圧を全土で進めています。7月15日の時点で少なくとも170人を超え、その一部は、警察の留置場に拘束されていることが確認されています。

彼らの身の安全を保障し、人権活動が理由で拘束されている場合は即時に釈放するよう、中国政府に要請してください。



 

「何者かが自宅に押し入ろうとしている!」

王宇さんは、2004年に北京で開業した当初はビジネス弁護士として活動していましたが、その後人権問題に関わる事件に携わるようになり、多くの「敏感な事件」を扱うようになりました。その中には、ウイグル人経済学者で「国家分離罪」で終身刑を科されたイルハム・トフティさんのケースや、当局から厳しい弾圧を受けている気功集団・法輪功の学習者のケースも含まれていました。

王さんはその活動ぶりから、「中国で最も勇敢な女性弁護士」とも呼ばれていました。

王さんは、7月9日午前3時頃に「ネットと電気が切断された」というメールを、午前4時17分には「何者かが自宅に押し入ろうとしている」とメールを友人たちに送りました。友人たちが、その後連絡がとれなくなった彼女の自宅を訪れると、彼女と夫の包龍軍さん(弁護士)、息子の包卓軒さん(16才)の姿はありませんでした。卓軒さんは翌日には叔母に引き渡されましたが、王さん夫妻はその後、警察の留置場で拘束されていることが確認されています。

弁護士・活動家たちを守るため、今すぐアクションを

china_201507_02.jpg現在行方不明になっている人権派弁護士や活動家

王さんの行方不明の後、中国全土で何人もの人権派弁護士や活動家が行方不明になったり、当局によって拘束されたり、取調べを受けたりしていることが明らかになっています。その数は7月15日の時点で177人、うち行方不明になったり拘束されている人が31人に及びます。

弁護士・活動家たちがどのような理由で標的とされたのかは、必ずしも明らかになっていません。その一方で、拷問等の虐待をうけないかが心配されています。人権活動に取り組んだことが理由で拘束されているのであれば、そのようなことは許されず、彼らは直ちに釈放されるべきです。

背景情報

中国では近年、中国の憲法や法に基づき権利主張をする「維権運動」と呼ばれる動きが高まっています。このような動きを専門知識で支えてきたのが、王宇さんをはじめとする弁護士たちです。

▽ 最新状況:当局の取調べを受けたり、行方不明となった弁護士・活動家のリスト(英文)※状況は刻々と変化しています。当面、毎日更新予定です。
China: Latest information on crackdown against lawyers and activists

アクションに参加しよう!

弁護士や活動家たちを守るため、中国公安部長に要請してください。名前、メールアドレス、個人情報保護の項目は必須です。最新のアクション情報などを受け取りたい方は、その他の項目にご記入ください。署名はアムネスティで取りまとめて送ります。

アクション期間 このアクションは終了しました。(2015年7月17日~8月24日)
要請先 中国公安相