脱北者を強制送還する中国にNOを!

北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)では、今でも、多くの人びとが基本的な人権すら守られない生活を強いられています。こうした中、保護を求めて他国へ逃れようとする人も少なくありません。彼らが逃れる先の一つが、国境を接する中国です。しかし、中国政府は保護を求めてきた人びとを送還して、さらなる危険にさらしています。北朝鮮は、国を逃れようとした者を国家への反逆とみなし、厳しく処罰しています。強制送還された人びとに待ち受けるのは、私たちの想像を絶する人権侵害です。

中国政府に脱北者の強制送還をやめるよう求めてください!



 

まん延する飢餓、政治囚強制収容所における過酷な強制労働、拷問や虐待、公開処刑・・・。2014年2月に国連報告書が明らかにした人びとの暮らしは、あまりに悲惨なものでした。こうした状況から逃れようと、他国に保護を求める人は、毎年、数千に上ります。中国は、彼らが逃れる主要な国の一つです。北朝鮮は許可なく出国することを禁止しており、違反した者には厳重な処罰を科しています。金正恩が最高指導者になった2011年以降は、取り締まりがさらに強化されています。それでも、人びとは秘密裏に、多大な危険を冒して、中国側に越境しています。

しかし、中国は保護を求めて逃れてきた人びとを経済移民とみなし、捕まえると北朝鮮に送り返しています。2014年8月にも、29名が中国で拘束され強制送還されています。この中には1歳の子どももいました。国を逃れようとして捕えられた者の末路は、国連報告書に詳述されています。拘禁され、拷問や虐待を受け、過酷な強制労働を強いられ、時には命を奪われることも。強制送還された女性の中には、収容所で無理やり堕胎させられた人もいます。

保護を求めて、命からがら北朝鮮から逃れてきた人びとを救うために、あなたの力を貸してください。中国政府に脱北者の強制送還をやめるよう要請してください。

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中国は難民条約、拷問等禁止条約、自由権規約などの締約国です。しかし当局は、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)が北朝鮮から中国へ逃れてきた人と会うことを認めておらず、国際法が禁止する深刻な人権侵害の危険がある国へ、送還を続けています。

2008年、国連拷問等禁止委員会は中国政府に対して、適切な難民申請手続きの下、送還されると拷問を受ける相当な危険性があるかを審査すること、そして難民申請手続きを進めるために、UNHCRと保護を求めてきた人びとの面会を確保するよう、勧告しています。

アクションに参加しよう!

中国政府に脱北者の強制送還をやめ、これら国連の勧告を守るよう、要請してください。署名はアムネスティで取りまとめて、中国政府に送ります。

アクション期間 このアクションは終了しました。(2015年2月17日~4月27日)
要請先 中国の国家主席