文房具で刑務所行き!? エジプトの少年を救おう

15歳の少年が、追放された前大統領を支持するシンボルのついた文房具を使用したとして、学校で逮捕されました。

更新情報(2014.01.16)
担当弁護士によると、バカラさんは保釈されましたが、検察官は現在も彼をテロリスト集団の一員とみなし、捜査を進めているため、予断を許しません。さらに検察は、バカラさんの父親に対して、息子に前大統領支持者のシンボルの入った文房具を持つように唆したとして逮捕状を出しました。引き続き、無条件で彼に対するすべての起訴を取り下げるよう当局に要請してください。

キャレド・モハメド・バカラさん(15歳)は、前大統領支持者のシンボル(写真)の入った定規、ノート、そして手帳を使っているとして、通っている学校の上層部が治安部隊を呼びました。

11月27日に検察は、活動が禁止されたグループに属していたこと、そして、暴力や虐待を想起させるシンボル入りの文房具を理由に、取調べのためバカラさんを15日間拘禁しました。12月8日には、拘禁期間がさらに15日間延長されました。

バカラさんは未成年であるにもかかわらず、成人の容疑者と一緒に拘禁されました。今は軍事刑務所に入れられています。彼の弁護士によると、少なくとも7人の子どもが同じ刑務所にいるそうです。家族との面会も、まだ一度しか実現していません。軍事刑務所では面会許可を得るのが難しいためです。

どうしてシンボルがダメなの?

egypt2013_02.jpgバカラさんの使用していた文房具についていたシンボル

それは、現政権が前大統領の支持者を、徹底的に排除しようとしているからです。

モルシが失脚した2013年7月以来、治安部隊は、モルシ派数千人を逮捕しました。モルシと関係の深いムスリム同胞団のリーダーもほとんど逮捕されています。逮捕者は裁判前に弁護士をつける権利など、適正な手続きの機会を与えられていません。

2013年8月、カイロのナスルシティで治安部隊とモルシ支持者の大規模な衝突がありました。治安部隊は過剰な武力を使い、数百人が亡くなっています。モルシ支持者はこの事件を忘れないために、4本指のシンボル「ラバー」を考えました。この衝突で最も多くの死亡者を出したラバー・アル・アダウィーヤ広場の「ラバー」を数字の4(アラビア語で「ラバー」は4)で表したものです。

ムスリム同胞団の活動は、緊急法廷によってすべて禁じられ、財産や事務所も押収されました。NGOとしての認可も、社会省によって取り消されています。

アクションに参加しよう!

今すぐに、エジプトの検察に以下を要請してください。
なお、相手先のメールアドレスを入手できないため、要請先のメールアドレスはアムネスティ日本の事務局となっています。集まった署名は責任をもってファックスで送ります。

アクション期間 2013年12月20日~2月10日まで
要請先 Hesham Mohamed Zaki Barakat検察官