香港/中国:民主化デモ応援メッセージでいまも拘束?

2014年9月に香港で民主化デモが起きたとき、中国の多くの芸術家や活動家が応援メッセージをインターネットにアップしました。たったそれだけのことで、約100人が拘束され、少なくとも27人が今も投獄されています。その中には、拷問を受けたと訴えている人もいます。

平和的にデモへの支持を表明した人たちを拷問にかけることのないよう、また即時に釈放するよう、中国当局に要請するオンライン署名に参加してください。



 

取調べ中に拷問

詩人の王蔵(Wang Zang)さんは、香港民主化デモのシンボルである雨傘を持った自身の写真をインターネットに公開し、2014年10月に拘束されました。その後、挑発・混乱を引き起こした容疑で正式に逮捕され、現在、最長5年の刑を受けるおそれがあります。12月にようやく接見を許された弁護士によると、王さんは取調べ中に殴る蹴るの暴行を受け、数日にわたって眠らせてもらえず、座ることを許されなかったそうです。また、心臓発作と思われる症状に襲われましたが、治療は受けられませんでした。

女性の権利のために活動している李玉鳳(Li Yufen)さんもインターネット上に応援メッセージをアップして、11月に逮捕されました。李さんは、夜間40回以上にわたって取調べを受け、殴られたと弁護士に話しています。また、真冬の寒い取調べ室の中で衣服を無理やり脱がされ、下着だけにされたことが2回あったと言います。

アムネスティは現在、いまだに拘束されている27人のうち、20人が挑発混乱引起罪、3人が国家転覆扇動罪の容疑をかけられていることを確認しました。さらに、弁護士と接触できない人が9人、拘禁場所が明かされていない人が4人います。拘束が長期におよぶ中、27人全員が拷問の危険にさらされているのです。

背景情報

2014年9月26日から12月中旬まで、選挙制度改革を要求する数千人が香港の数カ所を占拠し、座り込みを開始しました。こうした抗議行動に対し、警察は催涙ガスなどを違法に使用して弾圧しました。デモは、12月に裁判所が強制排除を命令した後、終了しました。

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一方、中国本土では、ソーシャルメディアでデモへの支持を表明したり、デモ連帯の印として剃髪したり、デモ参加のため香港訪問を計画した人たちが拘束されました。その数は約100人と言われています。特に多かったのが、北京郊外の宋庄アート・コミュニティの詩人や芸術家や人権活動家の人たちです。

一連の拘束は、香港での抗議活動に関わるいかなる議論や支持表明も封じ込めるという、中国政府の政策の一環でした。人気の写真共有SNSインスタグラムへのアクセスは遮断され、インターネット上の民主化デモに好意的な意見が検閲、削除されました。新聞社やテレビ局がデモを報道する際は、国の作成したコメントしか認められませんでした。

アクションに参加しよう!

民主化デモの支持を平和的に表明した人びとを即時に釈放するよう、要請してください。署名はアムネスティで取りまとめて、中国政府に送ります。

アクション期間 このアクションは終了しました。(2015年2月27日~4月24日)
要請先 中国公安相/北京市公安局長/広東省公安局長