人間らしく生きたいキャンペーン:インド・私たちの命まで採掘しないで

私たちの命まで採掘しないで

英国に本社を置くヴェダンタ・リソーシズ社が、インド、オリッサ州の先住民族コミュニティの人権を脅かしています。

この企業は近隣のニヤンギリ丘陵でのボーキサイト採掘とアルミ精錬所の拡張計画を検討していて、その計画が実行に移されれば、ニヤンギリ丘陵に住む先住民族ドングリア・コンドの生存そのものを脅かします。

この丘陵はドングリア・コンドの人びとにとって神聖な場所であるだけでなく、経済的、物理的、及び文化的生存に欠かすことのできないものです。

川と村に近いという環境に注意を要する立地の精錬所であるにも関わらず、インド政府はこの精錬所を6倍に拡張する計画をし、インド政府もヴェダンタ・リソーシズ社も汚染や予想される影響について、地域のコミュニティと共有していません。

約束の反故

「会社は土地を売ったすべての家族に職を提供するだろう。地域には電気と水道が通るようになる。地域はボンベイへと姿を変える。」 (土地収用に先立つ会合で、2002年)

2003年にオリッサ政府は、精錬所建設のため、強制収用を命じたが、土地を売ったすべての家族に職を与えるという最初の約束は破られ、実際は完全に移住した家族にしか職を保証しませんでした。

空気と水の汚染

2009年2月 ヴェダンタ・リソーシズ社のアルミナ精錬所2009年2月 ヴェダンタ・リソーシズ社のアルミナ精錬所

「私たちはよく川で水浴びをしていましたが、今は怖くて川に子どもたちを連れていけません。私の息子たちは2人とも発疹や水ぶくれができました。」 (地域の女性)

精錬所は、南オリッサの主要な川であるヴァンサダラ川沿いに位置します。この川の水を人びとは、飲み水や家事に使い、灌漑や畜牛に使います。

この精錬所はそもそも「ゼロ排出」になるよう設計されたものでした。精錬所は廃棄物管理システムを設置しないまま操業を開始したため、排水と汚染を適切に管理することができないまま高アルカリの排水がヴァンサダラ川に流れ込みました。空気と水を汚染することで、人びとの生活を荒廃させています。

ペルーでも

エクアドルとの国境に近い北アンデス高地のリオ・ブランコ銅鉱山でも、同じ問題が起きました。生物多様性に富んだ森林で銅鉱山の露天掘りが始まれば6000ヘクタールに及ぶ広大な面積の森林伐採が行われます。上流の森林伐採だけでなく、下流のコーヒー農園への農業用水の汚染問題もあります。

これに反対する住民が、開発についての法案の賛否を問う住民投票を2度も行いましたが、結果は2度とも否決されました。そのため住民投票は無効とするペルー政府当局と住民との間で衝突が起き、死者と多くの逮捕者が出ました。

リオ・ブランコ鉱山は、未解決の問題を多く残したまま、2011年操業が開始されます。

何が問題なの?

  • 鉱山と精錬所の拡張は、地域コミュニティの水・食料・健康・仕事の権利といった人権に重大な結果を及ぼす。
  • これらのコミュニティは鉱山や精錬所について正確な情報や拡張についての計画など、まったく説明を受けていない。
  • ヴェダンタ社とその子会社は地域住民のこういった懸念や違反状態、国の規制上の枠組みには無関心であり、ビジネスが人権に及ぼす人権に関して国際的な基準や原則を尊重することに失敗している。
  • この2つのプロジェクトが地域コミュニティへ及ぼす影響を評価する過程が不適切である。オリッサ州もインド政府当局も、国際的な人権法の下での人権を尊重し守ることに失敗をしている。

インド政府宛のワン・クリック・アクションに参加してください。

締切日 2013年2月22日※アクション終了
配信先 インド政府環境大臣
Mr. Jairam Ramesh – Minister of State for Environment and Forests
キャンペーン 人間らしく生きたい