マレーシア:ツイートだけで43年の禁錮刑?風刺漫画家を助けて!

マレーシアでは批判的な言論を取り締まるために、政府が植民地時代の法律を利用しています。2014年以降、政府を批判しただけで、多くの人権活動家が扇動法に違反したとして囚われています。

風刺漫画家として有名なズナールさんも、扇動法によって逮捕・起訴された1人です。ズナールさんに対する起訴をすべて取り下げるよう、マレーシア政府に呼びかけてください!



 

不屈の風刺漫画家

action_malaysia_201511_02.jpgズナールさんのイラスト「Power of the Pen」

「ズナール」という名で知られているズルキフリー・アンワル・ウルハクさんは、2015年2月以降に投稿した10件のツイートに対して、同時に9件の扇動法違反で起訴されました。

これまで扇動法によって起訴された人の中でも、最大数の同時起訴です。有罪となれば、合計で43年間も投獄される可能性があります。

ズナールさんのツイートは、アンワール・イブラヒムさんという野党のリーダーがソドミー罪(同性間性行為の罪)で有罪になったことに対して、司法制度を批判するものでした。

ズナールさんが国の腐敗を風刺したことで逮捕されるのは、今回が初めてではありません。事務所は何度も家宅捜査され、出版した本も5冊、政府から禁止処分を受けています。それでもズナールさんは、風刺画を通じて、政府の不正を告発し続けています。政府にとってズナールさんは、煙たい存在だったのです。

植民地時代の法律を言論弾圧の道具に

扇動法は、イギリス植民地時代の独立運動を封じ込めるために1948年に制定されました。国際人権法と矛盾するこの法律は、現在、政府やイスラムなどの宗教に対する批判的な言論を取り締まるために利用されています。

国内外の批判にも関わらず同法は2015年に改悪され、反対意見を表現した場合に厳しい刑罰(3年から20年の刑)に処すものになりました。さらに、表現の場としてオンラインメディアも適用範囲に入りました。

昨年2014年に、扇動法違反で29人が逮捕されましたが、2015年に入ってからは野党政治家やジャーナリストなど、100人が逮捕されています。2015年10月6日、扇動法はマレーシア連邦裁判所によって合憲と認められたため、政治的な表現に対する抑圧が強まる恐れがあります。

アクションに参加しよう!

人権を侵害する扇動法を廃止し、ズナールさんに対する容疑を取り下げるよう、マレーシア首相に要請してください。

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アクション期間 このアクションは終了しました。(2015年11月26日~12月17日)
※メールアドレスの閉鎖などにより要請先にメールが届かなくなった場合は、署名に切り替えてお名前を要請先に提出します。
要請先 マレーシア首相