ビルマ(ミャンマー):不当に投獄されている、すべての政治囚の釈放を!

「取り残された、無名の政治囚を忘れないで」

ビルマ(ミャンマー)では、いまだに大勢の政治囚が不当に囚われ、獄中で苦しみ続けています。彼らの人権を守るため、あなたの力を貸してください。




ここ1年ほどの間に、ビルマ(ミャンマー)では目を見張る変化がありました。

2011年から2012年にかけて、約650人の政治囚が釈放されました。また、長年にわたる自宅軟禁から解かれたアウンサンスーチーさんが議員となり、今年6月、24年ぶりにビルマを出て、ヨーロッパやタイを歴訪しました。

しかし、すべてが解決したわけではありません。

アウンサンスーチーさんは、歴訪中に訪れたノルウェーでのノーベル平和賞受賞のスピーチで、「ビルマでは、いまだ多くの政治囚が囚われています。有名な政治囚が釈放されたことで、残る無名の政治囚が忘れられてしまうとしたら、それは警戒すべきことです」と指摘しています。

ビルマでは今も、貧困や飢餓、民族の対立が続いており、釈放されていない政治囚がたくさんいます。その中には、政治活動や思想信条、宗教、民族の違いなどを理由に、暴力を用いてもいないのに囚われてしまった多くの「良心の囚人」がいます。彼らは、いますぐに、無条件で釈放されなければなりません。

獄中にいる政治囚の情報は、あいまいなままです。正確な数もわかっていません。アムネスティは、ビルマ政府が率先して、国連や市民社会と協力し、「誰が、どのような理由で逮捕され、投獄されたのか」といった、政治囚の情報を正確に把握するべきだと考えています。ビルマ政府がさらに人権状況の改善をすすめるために、この作業は必要不可欠です。

ビルマで変化の兆しが見え、国際社会の目が向いている今は、ビルマ政府を動かす絶好の機会です。ぜひすべての政治囚の釈放を求めて、声をあげてください。


 

ビルマ(ミャンマー)はいま…

「ビルマ」または「ミャンマー」と聞いて、何を連想しますか?

最近は、「民主化の動きが見られる」と世界的に評価され始め、経済制裁を緩和する動きも見られ、ニュースでもよく耳にします。日本の企業でも経済投資先としてビルマに興味を持つところもあるようです。しかし、ビルマの人権状況は本当に改善したのでしょうか?

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劣悪な環境に置かれる政治囚

ビルマでは、たとえデモのような平和的な活動であっても、反政府的な活動をした人は不当に逮捕・収監されてきました。2011年10月より、大規模な囚人の恩赦が数回行われ、多くの良心の囚人が釈放されましたが、それでも1000人を超える良心の囚人がいまだに刑務所内に収容されている可能性があります。

政治囚は日常的に激しい拷問を受けるため、死亡したり心身を病んだりするケースは少なくありません。また、政治囚は公正な裁判を受けられません。刑務所の環境は劣悪で、医療もまともに受けられず、面会、差し入れが制限されるケースも多く見られます。

狙われる少数民族

ビルマ国内には人口の約70%を占めるビルマ族以外にたくさんの少数民族が生活しています。ビルマ政府は少数民族の居住地域に軍事侵攻をし、略奪や強かん、強制労働などを行っているという報告がなされています。その結果、多くの人びとが国内避難民になったり、国外に逃れて難民になったりしています。その一部は日本にも難民として逃れてきています。

関連ニュース、声名

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ぜひすべての政治囚の釈放を求めて、声をあげてください。

締切日 終了しました
提出先 ミャンマー内務大臣

※集めた署名は、ロンドンの国際事務局で集約し、9月中にビルマ政府に届けます。

要請文の注釈:キンチー(通称ジンミンアウン)とエー・ミンはビルマの政治囚で、平和的な活動のさなかに逮捕されました。キンチーは、1998年に民主化という名のもと、反政府活動を展開していたとして囚われました。また、エー・ミンは、サイクロンの被災者支援に従事していたため、逮捕されました。