人間らしく生きたいキャンペーン:汚染される土地 奪われる人びとの暮らし

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シェル社の最高責任者に、ナイジャーデルタの汚染除去と補償を求める要請をする

ナイジェリアの南端に位置する、ナイジャーデルタ。広大なマングローブ林に囲まれた、世界有数の湿地帯として知られています。
かつて住民たちは、豊穣な自然と調和した暮らしを営んでいました。しかし、同地域で原油の採掘を行う石油会社シェルが引き起こした、おびただしい量の原油の流出により、近年ナイジャーデルタに暮らす人びとの生活が、壊されつつあります。

小学校のプールで1333杯分の原油が流出

2008年8月28日、シェル社の原油を採掘する装置のパイプラインが爆発し、先住民族の人びとが暮らすオゴニランドのボドという土地の入り江に、大量の原油が流れ込みました。原油の流出は2ヵ月以上も続き、漁が暮らしの糧であった地元住民の生活に、大きな影響を与えました。

2011年8月、国際連合の機関として環境に関する調査を担う、国連環境計画(UNEP)は、原油の汚染に関する科学調査を実施し、ナイジャーデルタにおける汚染の深刻さを公にしました。同時に、国連環境計画は、シェル社が適切な汚染除去をこれまで行ってこなかったことを明らかにしました。

汚染の除去には、少なくとも25年はかかるとみられています。しかしながら、事故3年たった現在も、シェル石油は汚染の除去に手をつけていないのです。

これを受け、国連環境計画は、石油を除去するために、シェル社に対して、10億米ドル(約76億円)の初期投資を行い、特別ファンドを設立するよう提案しました。

責任逃れを続けるシェル社

シェル社は、ナイジャーデルタの問題への取り組みに、最善を尽くしていると主張しています。しかし、このシェル社の主張は、アムネスティとCEHRDの調査や、国連環境計画の報告書の内容とは食い違っています。シェル社の主張と、採掘地で実際に起こっていることとの間には、しばしば大きな食い違いが見られるのです。

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実は、シェル社だけが、ナイジャーデルタの汚染の原因となっているわけではありません。しかしながら、シェル社は原油の採掘にあたり汚染の予防に関する十分な措置を怠り、数十年間も汚染を公表しないという大きな過ちを犯しました。

今すぐシェル社の最高責任者に、ナイジャーデルタの汚染除去と補償を求める要請をしてください!

締切日 アクション終了
提出先 シェル社の最高責任者
キャンペーン 人間らしく生きたい

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