ナイジェリア:拷問の末に死刑を宣告された青年を救え!

16歳の時、モーゼス・アカトゥグバさんは拷問で自白を強要されました。その自白をもとに8年後、死刑を宣告されました。モーゼスさんは、裁判で逮捕・取調べ中に暴力を加えられたとして無実を訴えましたが、裁判所はその主張をまったく聞き入れませんでした。モーゼスさんはいま、死刑囚として拘禁されています。

モーゼスさんの刑を減刑し、彼が申し立てている拷問を調査するよう、デルタ州知事に要請してください。

「こんなに恐ろしい拷問にあうなんて…。自分がいま生きていることが信じられない。」  (モーゼス・アカトゥグバさん)

2005年11月27日、携帯電話3台など700米ドル相当の強盗と殺人の容疑で、16歳のモーゼスさんが逮捕されました。逮捕時に手を銃で撃たれ、兵士たちに頭や背中を繰り返し殴られたと証言しています。取調官は、自白を得るために、モーゼスさんを刃物で切りつけ、警棒で殴り、取調室で何時間も天井から吊るし、ペンチを使って指と足の爪を剥ぎました。

モーゼスさんの公判はデルタ州の高等裁判所で開かれました。取調官は法廷に現れず、モーゼスさんの弁護人によれば、裁判所はまったく一貫性のない被害者の証言と強要された自白のみを証拠として採用しました。

2013年11月、8年も拘禁された末に絞首刑を言い渡されました。無実を訴えるモーゼスさんの声はまったく届かず、拷問に対する申し立てもいまだに調査されていません。

モーゼスさんを救うために、あなたの力を貸してください。

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ナイジェリアでは治安当局による拷問が数多く報告されています。2007年に国連特別報告者は、当局の「拘禁施設全般にわたって、とりわけ取調べの最中に、組織的に拷問と虐待が行われている」と述べています。軍や警察は、人びとを処罰するために、あるいは情報や自白を得るために、日常的に拷問を行っています。裁判所も、国内法や国際法に反して、拷問によって得られた証拠を採用します。この実情は変わるどころか、悪化しています。

軍や警察はあらゆる方法で人びとを拷問します。主要な警察署には、「拷問部屋」が設置され、「拷問執行者」がいます。むち打ち、爪はぎ、水責め、強かんやその他性的虐待、銃で手足を撃つ、苦痛を与える姿勢に縛り上げ長時間放置する、釘や爪など尖ったものに座らせる、などの方法が拷問によく用いられます。

ナイジェリアは拷問等禁止条約や自由権規約などの国際条約の加盟国で、憲法でも拷問や虐待を禁止しています。しかし、ナイジェリアの刑法に明確な拷問禁止規定はなく、州法レベルで禁じているところがあるだけです。2012年に国会で拷問を禁止し違法とする法案が提出されましたが、いまも成立に至っていません。

拷問は決して許されないことです。違法であり、非人道的で野蛮な行為です。ナイジェリアでは、モーゼスさんのように拷問に耐えきれずに犯してもいない罪を告白して、すべてを失った人びとが数多くいます。拷問の申し立てが調査されることも、被害者が救済を得ることもない一方で、加害者は処罰されていません。

アクションに参加しよう!

デルタ州知事にモーゼスさんの刑を減刑し、彼が申し立ている拷問の調査をするよう要請してください。署名はアムネスティ日本でとりまとめ、デルタ州知事に送ります。

アクション期間 2014年5月13日~9月15日まで
要請先 ナイジェリア デルタ州知事