ロシア:プッシー・ライオットのメンバーの消息を今すぐ明らかに

ナジェージダ・トロコンニコワさんの消息が確認されました!

ロシア当局は11月14日、10月22日から事実上「行方不明」となっていたプッシー・ライオットのメンバー、ナジェージ ダ・トロコンニコワさんが、シベリア中部のクラスナヤールスク市に移送されたと公式に発表しました。ナジェージダさんの夫はアムネスティに対し、ナジェージダさんと電話で話ができ、彼女が現在、市内の病院で検査を受けていると話してくれました。

アクションに参加してくださった皆さん、本当にありがとうございます。

ロシア正教会の聖堂で政府批判の歌を歌ったという理由で有罪判決を受け、拘禁されていたプッシー・ライオットのメンバー、ナジェージダ・トロコンニコワさんが、10月22日から「消息不明」となっています。

別の刑務所へ移送されたと考えられていますが、その居場所は明らかにされていません。

ロシア当局に対し、ナジェージダさんの身の安全を保障し、居場所を直ちに明らかにするよう、要請してください。

 

刑務所の劣悪な環境を告発した「懲罰」?

ナジェージダ・トロコンニコワさんは10月22日の夜、当局によって車に乗せられ、別の刑務所に移送されたと言われています。当初、モスクワから500キロ離れた刑務所に移送されたと言われていましたが、その後、ロシア中南部のチェリャビンスクの刑務所に移送された可能性があるという情報が流れました。現地の刑務所監視委員会のメンバーがトロコンニコワさんの所在を確認し面会しようとしましたが、地元当局は情報提供を拒否しました。さらに11月6日時点の情報ではシベリアに送られたとの情報があります。

ロシアの法律では、被拘禁者が新しい刑務所に到着してから10日以内に、家族にその居場所を通知することが定められています。しかし、「移送中」については期間の制限がありません。

トロコンニコワさんは、受刑者が一日十数時間、週7日間休みなく労働を強制されるなど、その処遇が「奴隷労働のよう」だと訴え、9月23日にハンガーストライキを宣言しました。その後、彼女は独房(懲罰房)に移されました。10月17日には懲罰房から刑務所内の病院を経て、刑務所に戻されましたが、ハンガーストライキを再び行うと宣言していました。

「移送」を長引かせ、親族、弁護士との連絡を絶つことは、トロコンニコワさんのこうした行動に対する事実上の「懲罰」であり、脅迫行為と考えられています。

 

背景情報

女性パンクグループ、プッシー・ライオットは2012年2月、モスクワの正教会の首座聖堂でプーチン政権に抗議する歌を歌って、ナジェージダ・トロコンニコワさん、マリア・アリョーヒナさん、エカテリーナ・サムツェビッチさんの3人が逮捕されました。

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同年8月、「宗教的嫌悪によるフーリガン行為」の容疑で禁錮2年の判決が下されました。3人は控訴しましたが、10月にサムツェビッチさんのみ執行猶予となりました。アリョーヒナさんとトロコンニコワさんは仮釈放を求めましたが、2013年7月、控訴審で相次いで棄却されました。

プッシー・ライオットのメンバーの逮捕と有罪判決は、ロシア政府による表現の自由への弾圧として世界中の注目を集め、マドンナ、スティング、オノ・ヨーコをはじめ著名なミュージシャンも釈放を求めるキャンペーンに参加しています。

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アクションに参加しよう!

今すぐに、刑罰執行連邦サービス局長に要請してください。

アクション期間 このアクションは終了しました。(2013年11月11日~11月21日)
要請先 ロシア 刑罰執行連邦サービス局長