チェコ:ロマの子どもたちに未来を!

「違う民族だから」それだけの理由で、チェコに住むロマの子どもたちは他の子たちと同じような普通の教育を受けることができません。障がいの有無に関わらず、軽度の知的障がいを持つ子どもたちと同じ学校に通わされたり、ロマだけの学校に入れられたりしています。

このような教育差別は、子どもたちの将来の可能性を奪い、ひいては貧困の連鎖にもつながっています。ロマの子どもたちの未来のため、教育差別はやめるようチェコ政府にあなたの声を届けてください。



 

「普通」の教育が受けられない子どもたち

かつてジプシーと呼ばれていたロマの人びとは、国を持たずヨーロッパを中心に世界中に散らばる民族で、500年にもわたって奴隷として扱われ、20世紀に入ってからはナチスによる大虐殺を経験するなど、ひどい迫害や差別にさらされてきました。

今もヨーロッパ各地でロマは深刻な差別や偏見に直面しています。そのため子どもたちは十分な教育が受けられないのです。チェコでも同様です。ロマの人口比率よりはるかに高い割合で特別支援学校にロマの生徒がいるのは、明らかに異常です。2014年の調査によると、軽度の知的障がい児のための学校・クラスで学ぶ生徒のうち、30%以上がロマの子どもたちでした。ロマの人口は3%未満です。

他にも、教育水準の低いロマだけの学校やクラスに入れられ、高校・大学進学をあきらめるしかなかったり、「普通」の学校に通えても、生徒や教師から嫌がらせを受け不登校になる場合も少なくありません。

チェコ政府への圧力

アムネスティのキャンペーンや提言を受けて、2014年9月、欧州委員会は、前例のない措置を取りました。ロマの子どもに対するチェコの教育差別が欧州連合(EU)の反差別法違反にあたるとして、チェコ政府に懸念を通達し、改善するよう圧力をかけたのです。

教育の場での差別は、ロマの子どもたちの将来の選択肢を狭め、ロマの人びとが貧しさから抜け出せない原因となっています。すべての子どもには平等に教育を受けられる権利があり、出自によって未来が奪われるようなことはあってはなりません。

アクションに参加しよう!

ロマの子どもたちの未来のために、教育差別をやめるようチェコ政府にあなたの声を届けてください。署名はアムネスティで取りまとめて、チェコ政府に送ります。

アクション期間 このアクションは終了しました。(2015年6月19日~8月26日)
要請先 チェコ共和国 Bohuslav Sobotka(ボフスラフ・ソボトカ)首相