シエラレオネ:エボラが残した爪痕 少女たちが学校に行けない!

エボラ出血熱の流行で閉鎖されていた学校が再開する目前の2015年4月、シエラレオネ政府は「無垢な生徒たちに悪影響だ」として、妊娠した少女たちの通学を禁止しました。また、彼女たちが高校や大学への進学、就職に必要な試験を受けてはならないと発表しました。

生徒の多くは望んで妊娠したのではありません。エボラ危機の最中、シエラレオネでは、10代の女の子たちが強かんなどの性暴力にさらされました。被害者たちは必要とする医療やケアを受けることもできませんでした。

この通学禁止措置によって、3,000人以上の少女が教育の機会を奪われると言われています。さらに学校では、妊娠を調べるために、生徒たちが屈辱的な検査を強いられています。

禁止措置を撤回し、学校へ屈辱的な妊娠検査の中止を指示するよう、シエラレオネの大統領に要請してください。



 

「大統領にお願いです。 学校に行かせてください。未来に向かって進めるようにしてください。わたしは、きっとこの国を前進させる力になります」
-シエラレオネの10代の少女

望まない妊娠で未来を奪われた少女たち

もともとシエラレオネでは、性暴力が広くまん延していました。世界保健機構によれば、年間2人に1人の女性がジェンダーに基づく暴力を受けています。しかし、エボラ出血熱の感染拡大を防ぐために2014年6月から学校が閉鎖されると、少女たちを守ってくれていた学校という場がなくなり、性暴力の被害が急激に拡大したのです。

エボラの影響で仕事へ行くことができず、生計を立てられなくなった家族を支えるため、家族から売春を強いられた子も決して少なくありません。被害者の多くは病院へ行くこともできず、行けたとしても、ほとんどの医療機関が機能不全に陥っていたため、必要とする医療やケアを十分に受けることはできませんでした。国連は、エボラ危機の最中、10代の妊娠が1.6倍に急増したと報告しています。

学校が再開され、ようやくこれからのことを考えられるようになった頃、政府は少女たちの希望を奪うような通学禁止令を出したのです。政府による出産後のケアやサポートもなく、子どもが生まれても、少女たちが学校に戻れる保証はありません。

少女たちを危険にさらす屈辱的な妊娠検査

通学禁止措置を受け、学校では、教師や看護師が生徒の妊娠を調べるために、人前で腹部や胸を触診したり、尿検査を女の子たちに強制しています。検査が怖くて授業をあきらめる子もいます。どうしても試験を受けたくて、妊娠がばれないように腹部や胸をひもで締めつけ、自らとお腹の子どもを危険にさらす子もいます。少女たちを辱めるこのような妊娠検査は、国の正式な方針ではないものの、広く行われています。政府はこの問題を防ぐための具体策をとっていません。

アクションに参加しよう!

学校へ行きたいと願うすべての少女たちのために、あなたの力を貸してください。禁止措置を撤回し、学校へ屈辱的な妊娠検査をやめるようきちんと指導すること、強かんなどで妊娠してしまった少女たちが、妊娠中絶を含め彼女たちが望む医療処置を受けられるようにすることを、シエラレオネの大統領に要請してください。

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アクション期間 このアクションは終了しました。(2015年11月19日~2016年3月31日)
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要請先 シエラレオネ大統領