サウジアラビア:車の運転で逮捕された女性を救え!

車を運転したという理由で、サウジアラビアの女性2人が逮捕されました。拘束されたルージャイ・アル=ハスルールさんとメイサ・アル =アムーディさんは、ともに女性の運転する権利を求めていた活動家です。彼女たちの逮捕は不当であり、決して許されません。

サウジアラビアの法務大臣に、ルージャイさんとメイサさんを直ちに釈放するよう、今すぐ要請してください。



 

2014年11月30日、25歳のルージャイさんが、アラブ首長国連邦(UAE)からサウジアラビアに車で入ろうとして、アル=バーサの国境検問所で足止めされました。治安部隊にパスポートを没収され、車中で一晩を過ごすよう命じられました。ルージャイさんは自分の国で運転できないことの不条理さを訴えるために、隣国から自国へと車を走らせていたところでした。

翌朝には、ルージャイさんに水や食べ物を届けようとしたメイサさんが、国境で捕まりました。UAEから車で来たのですが、サウジ国内では運転しないと事前にサウジアラビア国境当局に伝えていました。にもかかわらず、治安警察はメイサさんを署に連行したのです。

2人はアル=バーサの警察署で取調べを受け、さらなる尋問のため捜査検察局に移送されました。その後、ルージャイさんとメイサさんは別々の刑務所に移されました。

2人の法的立場は不明なままです。拘束が25日間延長されると告げられたきり、家族は何も知らされていません。メイサさんの弁護士が何度も面会を求めたにもかかわらず、取調べは弁護士不在のまま行われました。これはサウジアラビアの法律に違反しています。

ルージャイさんとメイサさんを救うためにあなたの力を貸してください。2人が家族や弁護士と面会できるようにし、彼女たちを直ちに釈放するよう、サウジアラビアの法務大臣に求めてください。

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サウジアラビアは女性の運転を禁じている世界で唯一の国です。女性は法や慣習で深刻な差別を受けており、家庭内暴力やジェンダーに基づく暴力からも十分に保護されていません。また、男性保護者の許可なしでは旅行、就業、高等教育、結婚が許されていません。女性は、さまざま分野で人権を否定されており、運転の禁止もその一つなのです。

サウジアラビアの女性たちは、20年以上にもわたって、運転する権利を求め活動しています。1990年には、40人の女性が首都リヤドの目抜き通りで車を運転し、キャンペーンを始めました。しかし、警察に阻止され、宗教的にも社会的にも広く非難されました。仕事を失った人もいます。最高イスラム法官は女性の運転禁止の宗教令を宣告し、その後内務大臣からも行政命令が出されました。

2011年には女性の人権活動家が禁止法に抵抗して、国際免許証を持っている者に「街に出よう」とネットで呼びかけました。これに賛同した多くの女性たちが車で街にでかけましたが、数人が逮捕され今後は運転しないという誓約書に署名させられました。2013年にも同様の活動があり、今回拘束されたルージャイさんはこの運動を支持してキャンペーンの立ち上げをネットで宣言していました。活動家たちはキャンペーンをやめるよう当局から脅迫され続け、キャンペーンのサイトはハッキングされました。

こうした女性たちの訴えは遠く届かず、2014年10月には内務大臣が女性の運転禁止を再度強調し、運動を支持する者も処罰対象となるという声明を発表しました。

アクションに参加しよう!

ルージャイさんとメイサさんが家族や弁護士と面会できるようにし、彼女たちを直ちに釈放するよう、サウジアラビアの法務大臣に求めてください。

アクション期間 このアクションは終了しました。(2014年12月22日~2015年1月22日)
要請先 サウジアラビア政府 法務大臣