サウジアラビア:ブロガーのむち打ち刑をやめさせよう!

ライフ・バダウィさんは、運営していたサイトの内容がイスラム教を侮辱するものだとして2012年に逮捕され、むち打ち1,000回の刑を言い渡されました。今年1月8日、ついに刑が一部執行されてしまいました。これからも、残りの回数が執行されるまで、バダウィさんのむち打ちは続きます。

更新情報(2015.02.15)
ライフ・バダウィさんの公開むち打ち刑の執行が中止されています。中止の理由は明らかにされておらず、毎週執行が行われる予定に変更はありません。

バダウィさんの刑の執行停止と、恩赦を求めて世界中で支援の動きが広がっています。2月10日には英国チャールズ皇太子がサウジアラビア国王にライフさんの件につき問題提起をし、11日には欧州議会が、ライフさんは良心の囚人であるとして、サウジアラビア政府に対し刑の執行を停止し、釈放を求める決議を採択しました。

今すぐ、サウジアラビア国王に対し、むち打ち刑をやめるよう求めてください!



 

バダウィさんは、政治や社会問題を議論するオンライン・フォーラムサイト「サウジアラビア・リベラル」を運営していました。しかしサイト上の内容が社会的な脅威であると、2012年に逮捕されました。サウジアラビアで禁じられているバレンタインデーについて書いた記事や勧善懲悪委員会(別名「宗教警察」)を揶揄した記事などが問題視されたのです。また、国立大学がテロリストのアジトだなどと書いた他の人の投稿を削除しなかったことも、責任に問われました。

検察はバダウィさんを背教容疑で起訴しました。この罪で有罪になると刑は死刑です。背教罪で裁くかどうかで司法側の判断が分かれましたが、最終的には刑事事件扱いとなり、情報技術法違反と、イスラム教聖職者や宗教的象徴を侮辱した罪で、2013年に7年の服役とむち打ち600回の刑が言い渡されました。控訴でこの刑は覆されましたが、その後また裁判となり、2014年5月、10年の服役、むち打ち1,000回、罰金100万リヤル(約2,900万円)とより重い刑が下されました。サイトは閉鎖され、メディアで意見を述べることも禁じられました。

公開されたむち打ち刑

2015年1月8日、多くの観衆が集まるモスクの前で、バダウィさんの初回の公開むち打ち刑が行われました。執行は、一度に50回連続で行い、1週間あけずに合計20回行われます。手錠と足かせをされたまま、バダウィさんは大きなむちで打たれ続けました。頭を上げ、目を閉じて、背中をそらし、声も上げずにいましたが、表情と体の様子だけでも、見ている人に苦痛が伝わってきたそうです。

バダウィさんの家族(奥さんと息子、娘3人)は現在カナダのケベックに住んでいます。バダウィさんは先日13日に31歳の誕生日を迎えました。10歳になる息子さんは、お父さんに誕生日カードを送るのではなく、支援をしてくれる人にこうメッセージを伝えたいと言っています。

「大好きです!僕のお父さんを助けてくれるから!」

バダウィさんの刑の執行は、残り950回もあり、まだ今後も続きます。

アクションに参加しよう!

むち打ち刑は拷問にあたり、残酷で人間の尊厳を奪うものです。今すぐ、サウジアラビア国王、首相にむち打ち刑を中止するよう求めてください!※署名はアムネスティで取りまとめてFAXで送ります。

アクション期間 2015年1月15日~3月18日
要請先 サウジアラビア国王、首相