韓国:兵役を拒み、投獄される若者たちを救え!

信仰、武力への反対、平和を願う気持ちなど、良心や信念から兵役義務を拒む若者は、世界に大勢います。多くの国では、こうした理由で兵役を拒否することが認められており、代替措置がありますが、拒否すれば、実刑を受ける国もわずかながらあります。その一つが韓国で、今も、600人以上が投獄されています。

待ち受けるのは実刑だけではありません。周りから冷たい目で見られ、犯罪歴として残るため、仕事に就くこともままなりません。政府が一度は約束した代替措置の導入も、実現していません。

投獄されている良心的兵役拒否者たちを釈放し、適切な代替措置を設けるよう韓国の国防大臣に要請してください。



 

夢を奪う韓国の徴兵制度

「小学生のころに将来の夢を聞かれたとき、何も答えることができなかった。いずれ、『犯罪者』になることが分かっていたから」-ソン・インホさん(宗教上の理由で兵役を拒み、現在、裁判の判決を待っている。申し立てが棄却されれば、刑務所に送られる。)※2015年6月5日、裁判所の決定により、ソンさんは収容施設へ送られました。

韓国の男性はほとんどの場合20代初めに徴兵されます。兵役期間は約2年。満了後も、8年間は年最大160時間、軍務に就かなければいけません。代替措置はなく、兵役を拒めば、3年以下の実刑や重い罰金が科せられます。

差別、偏見、冷たい社会

実刑は、苦難の始まりに過ぎません。北朝鮮との間で張りつめた緊張が続く中、韓国で兵役は母国のために果たすべき義務だと考えられています。義務を全うしない若者たちは「裏切り者」の烙印を押され、差別と偏見にさらされます。良心的兵役拒否者たちにとって、特に深刻なのが就職です。韓国では長引く不況で就職難が問題となっていますが、兵役拒否は犯罪歴として残るため、彼らはさらに厳しい状況に追い込まれます。

国際法は、良心や信念から兵役を拒むことを権利として認め、それによって罰せられてはいけないと定めています。2007年、政府は代替役務を導入すると発表しました。しかし、翌年、この計画を無期限に保留しています。国連からの是正勧告にも、代替役務制度は「国の安全保障を脅かし、社会的結束が揺らぐ」と反論しています。

アクションに参加しよう!

韓国の若者たちを救うために、あなたの力を貸してください。すべての良心的兵役拒否者を釈放し、適切な代替措置を設け、彼らの犯罪記録を抹消し賠償金を支払うよう、韓国の国防大臣に要請してください。署名はアムネスティ日本でとりまとめ、韓国に送ります。

アクション期間 この署名は終了しました。(2015年5月29日~10月29日)
要請先 韓国の国防大臣