スーダン:石打ちによる処刑を阻止する!

20歳の女性インティサルに、石打ち刑の死刑判決が

石打による死刑を宣告されたインティサル・シャリフ・アブダラさんに、処刑の危機が迫っています。


今年5月13日に、20歳のインティサル・シャリフ・アブダラさんは、姦通罪で石打による死刑を宣告されました。裁判中には、弁護士も付けられず、彼女の母国語ではない言語で行われたにも関わらず、通訳も付けられないままでした。彼女には3人の子どもがいて、今は4ヶ月になる末息子とともに拘禁されています。

石打ちによる処刑は、国際法の「拷問」の禁止に違反しています。また、国際法は、裁判において使用される言語を理解しないときは通訳の援助を受けることや、弁護士の援助を受けることを保障しています。そして、授乳期中の母親の処刑については、特に禁止しているのです。

姦通罪による石打ち刑を撤回し、インティサルさんを即時釈放するよう、当局に要請してください。一通のメールの積み重ねが当局を動かします。今、あなたの力が必要です。ぜひUAアクションに参加して下さい。


国際法上の多くの問題点

石打ちによる処刑は、死刑の中でも、とりわけ残虐で非人道的なものです。石打ちは死に至らしめる前に耐え難い苦痛を与えることを目的としています。このように受刑者の苦しみを増大させることを意図した処刑法は、極端に残忍な拷問としてアムネスティも特に懸念しています。

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  1. 石打ちによる処刑の禁止
    石打ちによる処刑とは、下半身を生き埋めにして、動きが取れない状態の罪人に対し、大勢の者が石を投げつけて死に至らしめる処刑法です。古代のオリエント世界で、一般的な処刑方法でした。現在でも、イランや北部アフリカなどのイスラム教国(スーダンも含みます)では未だにこの処刑方法が残っています。

    石打ちによる処刑は世界人権宣言、自由権規約(スーダンも締約国)、拷問禁止条約(スーダンは署名のみで未批准)に明記されている拷問の禁止に違反しています。石打ちは死に至らしめる前に耐え難い苦痛を与えることを目的としているのです。このように受刑者の苦しみを増大させることを意図した処刑法は、自由権規約でもはっきりと禁止されており、極端で残忍な拷問としてアムネスティも特に懸念しています。自由権規約の執行機関である国連人権委員会は、石打ちによる死刑の廃止を求め、存置国に対 して「石打ちのように特に残忍で非人道的な処刑法の適用は直ちにやめる」よう保障することを要請しています。
     
  2. 不公正な裁判の禁止
    国際法は、裁判において使用される言語を理解しないときは通訳の援助を受けること、弁護士の援助を受けることを保障しています。しかし、インティサルさんの裁判では、この重要な手続保障がなされませんでした。
     
  3. 授乳期中の母親の処刑の禁止
    1984年に国連経済社 会理事会が採択した「死刑に直面するものの権利保護のための保護原則」は、乳児の母への死刑は執行されるべきではないとしています。また、国連人権委員会の決議 2005/59は死刑存置国に対して、養護が必要な乳幼児を持つ母親を死刑から除外するよう求めているのです。
     
  4. 姦通罪(婚姻関係にある成人が、配偶者以外の者と、同意の上での性的関係を結ぶこと)に、死刑を適用することを禁止
    国際法では、死刑は「最も重大な犯罪」にのみ認められる。2005/59決議は存置国に「『最も重大な犯罪』の概念は、死または他の極めて重大な 結果をもたらす故意の犯罪以外には及ばないものであり、同意の上での成人間の性的関係に死刑を科さないことを保障する」よう求めています。

このアクションは、UA(緊急行動)の情報をもとに作成しています。
UAの情報を見る> スーダン:女性が石打による死刑を宣告された

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インティサルさんの石打ちによる処刑を撤回し、即時釈放するようスーダン当局に要請してください。今、あなたの力が必要です。ぜひUAアクション(メール送信アクション)に参加して下さい。

締切日 アクション終了
提出先 スーダン大統領、法務大臣

インティサル・シャリフ・アブダラさんに無罪判決が言い渡されたため、このアクションは終了しました。
詳細は追ってご報告致します。
あなたの署名で、尊い命が救われました。
アクションいご参加いただき、誠にありがとうございます。